出走予定・登録馬一覧
共同通信杯でリアルスティールやドゥラメンテ相手に正攻法で挑んでの３着、毎日杯で賞金を加算できず皐月賞に出られなかったアンビシャス。プリンシパルＳでは鮮やかな勝利もダービーは回避して残念ダービーのラジオNIKKEI賞に参戦だ。ここでしっかりと勝って賞金加算して、秋こそはこの馬の力を見せてもらいたいところ。順当に力を発揮できるか、福島1800で強さが問われる。
まあ、ここは頑張ってもらいたいところだけどね。自分の中では皐月賞で勝負になっていたと思っているので、1800ｍとはいえ基礎スピード面でも通用するはず。
この馬の良いところはやはり総合力の高さにあるといえる。共同通信杯では敗れはしたが結構トリッキーな競馬の中で器用さを見せてくれた。 ペースバランスで見ると47.4-47.1と平均ペースだったが12.6 - 12.6 - 11.8 - 11.0 - 11.7のラップ推移で中弛みからかなりのギアチェンジを要求される競馬になった。五分に出てワンテンポ遅れて２列目の外につける形、少し掛かったがそこからコントロールしながら３角。３～４角でも仕掛けを待ちながら中目追走、２列目で直線。序盤で一気に並びかけて先頭に立つとＬ２で一気に突き抜けたいところで最速地点でドゥラメンテの切れ味に屈する。Ｌ１ではリアルスティールにも交わされての完敗だった。ただ内容としてはこのかなり緩い流れに合わせながら前を向けたとはいえ直線序盤で加速するラップでいち早く反応できていたようにギアチェンジ面の高さを見せたと言って良い。
毎日杯では個人的に不満の大きな競馬になった。陣営が控えて良さが出ると言っていたのもあるが、ペースバランスは48.2-46.7とスロー、12.3 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.2とＬ３の４角下りから速いラップを刻んでＬ１はかなり落としているようにＴＳ持続特化戦に近い形だ。この流れで中団で溜める形を選択したがなかなか折り合わずに３角ではまだ我慢し、４角で我慢できずに外から押し上げていくような感じになる。ここで前がレースの流れを引き上げてきて４角最速地点でで大外を押し上げる形になる。直線でそこから一足を使うあたりは流石だがＬ１では当然甘くなって最後はダノンリバティにも差されてしまった。何とか３着を確保したという感じで正直陣営のこの馬に対する認識に個人的には疑問を持ったという感じ。溜めて長く脚を使ってくるタイプではなく序盤の良さを削いでしまったんじゃないかと。
前走のプリンシパルＳではその形で強い勝ち方をした。これをどう判断するかである。東京芝2000ｍ戦でペースバランスは59.3-60.9とかなりハイだが大逃げ馬が刻んだものではある。離れた番手がおおよそ61秒ペースだったので、実質的には61-59になるわけでかなりスローである。逃げ馬が失速したのもあり12.6 - 13.3 - 12.6 - 11.4 - 11.5 - 12.1とへんてこなラップを刻んでいるが、スローからのＬ３最速戦という感じで良いだろう。この中で今回は外枠でもあり無理せず後方からという感じ。３～４角でも外目を回しながら直線。序盤で馬群の中を選択し、そこから捌きながらＬ２ではもう２列目に並びかける。そこからＬ１でジリジリと抜け出し切っての完勝だった。見た目としては強い競馬だったのは確か。ただ、毎日杯と比べるとレースレベル的には見劣るし、その中で毎日杯ほど無理をしなかったのもあるが、それでもラップ的にかなり落としているところでＬ１突き抜けてほしかったがそこからもジリジリとした伸びだったこと、相手関係を考えても使える脚には限界があるなという印象だ。
この馬は新馬戦でも比較的速い流れを追走してからスッと一脚、ギアチェンジで出し抜いて凄い脚を使っている、共同通信杯もそうだが基本的に使える脚が短くても緩い流れからスッと反応できるギアチェンジが武器だという認識は変わらない。それを削いで外から正攻法でねじ伏せようとした毎日杯ではロスもあったにせよ正直ミュゼエイリアンクラスを撃破できないような馬ではない。千両賞のパフォーマンスも一息だったのもある。早い段階でポジションを取って仕掛けを待てる立場、コーナーでロスを作らずすすめられる競馬ができれば十分勝負になる。もちろんポジショニングが抜群に上手いわけではないが基礎スピードは持っている馬なので、折り合いを怖がらず出してコントロールするというイメージで進めた方が良いように感じる。スローのレースで後半同じ位置からの決め手勝負になると速い地点では良くても減速地点で一線級はおろか中堅どころのダノンリバティやミュゼエイリアンクラスにも苦戦するようだとこれから先は苦しい。もちろん今回は相手関係がかなり楽にはなる。取りこぼすかどうかという観点で見たいし、レースがある程度流れそうな条件は歓迎できそうなのでその点で今回は自分の懸念はあまり心配しなくても良いかなとは思っている。それでも陣営は後ろから行きたがっている感じで、この馬の持ち味を考えるとギアチェンジが武器、一瞬の反応が売りなのでそこを活かすには前前内内でしっかりと待つ競馬をした方が良いと思う。今回は好勝負できるとは思うが。
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ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（Ｇ３）
今回の小回り条件を狙い済まして
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この時期では唯一の３歳限定戦の重賞とあって毎年ハイレベルなメンバーが一同に集結するこのレース。中には皐月賞・ダービー組がいないココで菊花賞の賞金を加算したいとの算段から使ってきた陣営も･･･。
何を隠そう当社が白羽の矢を立てているのも賞金加算が至上命題のアノ馬。管理するテキも「器用なタイプだから小回り福島でも何ら問題ない。今後のローテーションを楽にするためにも結果を出してもらわないと」といつになく力が入っている。
さらに「ウチは小回り平坦じゃないと走らない」と今回の条件を狙い済まして参戦してきているワケアリ馬。さらに「持ち味の先行力を生かすには福島開幕週はもってこいの舞台」と大駆けを匂わせている穴馬の存在も既に入手済み。
情報漏洩を防ぐ観点からも、これ以上は明かす事はできないが、現時点でいえるのは情報どおりなら馬連で30倍以上になる事は必至のオフレコ情報である事。
なお、無料登録された会員様には、情報・天候・馬場状態を加味した“最終ジャッジ＝馬連３点馬券”をレース当日14時にメールにて無料配信するのでお楽しみに！
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