先日も書いた様に短距離でも小回りのツーターンならば地方所属馬にわずかでも中央所属馬と好勝負するチャンスはあるが、ワンターンの競馬では中央所属馬の独壇場、確かに近10年の東京盃で地方所属のフジノウェーブ・ラブミーチャンが勝利しているが共に中央勢相手のGⅠで過去に勝利した実績がある快速馬、今年の地方所属馬で中央勢相手に互角に戦った実績があるのはサトノタイガーだけと云う事からも今年は中央所属馬が優勢と判断するのが正解だろう。
中央所属の5頭からは実績で劣るアメージングタクトと昨年のJBCスプリントを勝利したが、それ故に他馬よりも余分に斤量を背負わされているドリームバレンチノの2頭の評価を割り引き、シゲルカガ・コーリンベリー・ダノンレジェンドの3頭の競馬になると考えた。
ただ、人気馬の馬単三つ巴では芸が無いだけに、ここは点数を絞るために評価を割り引く馬を探してみたい。
この3頭の中で気になるのはダノンレジェンドで、今年になり出遅れた北海道スプリントC以外は全て完勝とこの馬が持っていた高い素質がようやく花開いた事は間違いないが、今回は外枠を引いた事に加えて攻め馬の内容が微妙だけに、果たして万全の状態で出走できるかが気になるだけに少々無茶かも知れないが評価を割り引く事にしたい。
今回の東京盃は斤量54のコーリンベリーが軸、確かに1200の距離は3歳の2月以来と久々になるがスピードのある馬だけに特に問題は感じないし、4月の阪神・コーラルSのようにハナへ行かなくともモマレないポジションで自分のペースで競馬が出来れば大丈夫だろう。
馬券はコーリンベリーから前走の敗戦は距離1400と小回りツーターンが要因、得意のワンターンの1200Mに戻りルメール騎乗で鞍上強化を図ったシゲルカガが相手本線でコーリンベリーとの馬単の表裏が本線、最終的に評価を割り引いたダノンレジェンドだが能力から無印にする事は出来ず、勝ち味に遅いが馬込みを気にせず競馬が出来る事に加えて、大井コースを熟知しているヤネの戸崎圭太が怖いアメージングタクト、年齢による衰えを微妙に感じるし、斤量58を背負っているだけに突き抜けるかは疑問があるが、古豪としての底力が怖いドリームバレンチノの3頭をチョイス、コーリンベリーからの馬単を押さえ、本線と合計して5点が今回の東京盃の結論。
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