2015年9月14日月曜日

東京記念の枠順を見て

今年で52回目となる東京記念は元々は昭和39年に行われた東京オリンピックを記念して創設、第1回から14回までは東京オリンピック記念のレース名で行われた重賞で、ちなみに第1回の東京オリンピック記念は10月10日に開幕した東京オリンピックの4日前の10月6日に行われており、記念すべき第1回はダイオライト記念やキヨフジ記念を勝ったヴアイオラの息子で中央ではバンダルと云う馬名で藤本冨良厩舎に居たロイヤルナイトがオリオンホースらを抑えて勝利している。

この東京記念は創設当初から現在まで一貫して距離2400Mで行われており、昭和の時代の大井では距離3000Mの重賞が多くあった事から、特に長距離レースのイメージが無かった距離2400M東京記念だが、気づけばダイオライト記念と並んで金盃の距離2600Mに次ぐ長い距離の重賞になっており、時の流れを否応無しに感じさせる。

今の南関では数少ない長距離重賞となってしまった東京記念、それだけにステイヤータイプの馬には貴重なレースだが、ステイヤータイプの馬が長距離重賞の数と共に年々減り続けている現状から東京記念がフルゲートになったのは過去10年で10年・11年の2回だけでヒトケタ頭数での施行も珍しい事ではなくなっていたのは寂しい限り。
そう云う意味では今年は4年ぶりとフルゲートでのレースに加え、前年度の東京記念の覇者で中央勢が相手の前走のマーキュリーCで勝利したユーロビートに前走で大井記念を制して復活をアピールした一昨年の東京記念の覇者プレティオラスなど生粋のステイヤータイプに加え、フォーティファイドやカキツバタロイヤルなどの伏兵陣も出走するなど面子が揃っただけに馬券的にも面白くなりそうなだけに、レースを楽しむと同時に先週に続いて的中出来るように頑張りたい。


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