2015年10月5日月曜日

毎日王冠2015 出走予定馬:エイシンヒカリと武豊、豪華メンバーの中で真価を問う一戦となる

【修正】ホースメン会議:毎日王冠1080_200

10/11(日) 毎日王冠(GII) 東京芝1800m
出走予定・登録馬一覧
毎日王冠2015の出走予定馬一覧


 GI馬4頭、出走予定馬全てが重賞を勝っている超豪華メンバーが揃ったスーパーGII、その中でレースの中心、作っていく立場にいるのがエプソムC覇者のエイシンヒカリと武豊だ。アイルランドTでは競馬ファンを沸かせる外ラチへの大斜行がありながらの完勝。武豊にスイッチしてからは都大路S、エプソムCと連勝。天皇賞秋を見据えて3連勝を賭けてここに参戦、相手は強敵だが結果も問われるこの一戦で荒削りの原石を磨き上げてその名の如く光り輝かせたい。


 エプソムCは強かったなと思っている。特にフルーキーやディサイファといったところを撃破できているわけだし、結構上手く乗られたサトノアラジンを封じ切ったのは評価したい。強かったと思っている、が今回もかなりの強敵が揃った。逃げ切るのは楽ではない舞台でどういう競馬をしていくかに注目だ。


 アイルランドTの外への大斜行ぶりでまず強烈な印象を抱いた人も多かっただろう。東京芝2000m、鞍上は魔術師横山典弘で逃げの手はこれまで通り。ペースバランスは58.2-60.1と2秒近いかなりのハイペースとなっている。11.4 - 12.0 - 12.3 - 11.4 - 11.6 - 12.8というラップ推移で幾らか息を入れつつも直線でまた再加速。好発からじわっとハナをという競馬、2角過ぎから一気にペースを上げて大きく引き離しての逃げとなる。3~4角でも持ったままでかなりの差を広げて直線。序盤で追い出されるが大外にかなり寄れながらもそれでもしぶとく粘っていた。L1でもかなり大外カメラワークの角度もあって読みにくいがそれでも大きく差を詰めさせずに踏ん張り切った。破天荒な競馬をやり遂げたが、やはりポイントは基礎スピードの高さ。58秒を刻んでから一息入れてしっかりと加速できるという幅の広さをしっかりと見せてくれていたと。


 一方でチャレンジCは岩田に替わって完敗を喫した。阪神芝外1800m戦で、年末ということもあり良馬場でも幾らか時計は掛かっていたと。ペースバランスは47.1-47.1と平均ペース、11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.6 - 12.9と淀みなくは進めてL3最速戦は同じだがアイルランドTと違って1800なのでスピード色強い馬も多くリードを大きくは作れなかった。まずまずのスタートからじわっとハナを取り切るが、大きくはペースを引き上げずに平均ペースで進めていく。3~4角でも最内を立ち回りながら4角の下りでじわっと加速、出し抜く形で直線を向く。序盤で伸びて2列目は引き離すがL1の坂でちょっとしんどくなってしまって減速、最後はバテ差しを喰らった。まあペースこそ平均的に映っているが、馬場や失速具合バテ差し勢が上位独占というところからもL1の減速からもやはりペースそのものはそこそこ厳しかったかなと。前半探って淡々と平均ペースにしたことで後続もついていく意識が強かったし、最序盤でもっと明確にハイペースにしといて中弛みで仕掛けを遅らせる形の方が良かったかもしれないけどね。アイルランドTでは馬場も違うとはいえ1000で58秒だから47.1がしんどいというのはちょっと違う感じもある。


 武豊に替わった都大路Sでは強敵グランデッツァを撃破した。京都芝外1800m戦でペースバランスは46.9-46.9、11.9 - 11.9 - 11.4 - 11.3 - 12.3のラップ推移で道中は綺麗に11.9を刻みながら単騎で淡々と進めていく競馬。3角でもまだリードを取った状態でまだ抑えた状況、そこから4角でじわっとラップ的に加速しながら直線。4馬身差をつけてグランデッツァが2番手から追い上げようとするが、L1ではグランデッツァも甘くなってしっかりと逃げ切る競馬ができての完勝だった。グランデッツァも使える脚が短いタイプなのでそのグランデッツァに4角の段階であれだけのリードをとって余力を持っていたので勝負あったなという感じだった。雨で少しソフトな馬場になっていたし、阪神外と違って直線平坦L1も落ちにくいとはいえそれでも結構落としてしまってはいるように、高い基礎スピードと後半のもう一足を引き出し切っての勝利だった。


 前走のエプソムCではサトノアラジンやディサイファといったかなりの強敵揃いの中で逃げ切った。ペースバランスは47.5-46.2とここではスローにコントロールして進め、11.7 - 11.6 - 11.2 - 11.2 - 12.2と3~4角でじわっと加速しつつ仕掛けの早い競馬には持ち込んだ。まずまずのスタートからじわっとハナを取り切って単騎逃げかと思いきやひきつけて溜め逃げの形。3~4角で最内を立ち回ってひきつけつつ直線序盤で仕掛けて2列目を一気に出し抜く。これに食らいつくのがサトノアラジン、流石に外にちょっとずつヨレかけるが右鞭で修正。内からしぶとく伸びてきたサトノアラジンの追撃を何とかしのいで勝利を確保した。サトノも上手く内目を立ち回ってロスなく進めたが、この馬としてもスローにコントロールして後半のTS持続戦の形でねじ伏せたというのは結構いい材料ではあった。前半を抑えたことで後半の良さに繋げることができたというのは一つ高く評価すべき材料だ。個人的には要所で動けている馬だし、逃げなくてもいけるかなという感触は持てた内容である。ただ同時にかなり厳しい競馬になったディサイファやフルーキーといったところとの比較で考えた時に抜きん出た存在ではないなというのも率直な感想ではある。





 期待はしている一頭なのだが、現時点での完成度を考えるとひとまずこの舞台で逃げの手に出ての競馬になってくると難しい面が大きいとみている。もちろんエプソムCの時の府中は良馬場でも力が要る馬場にはなっていたし、そこを逃げきったというのは見た目以上の評価はしたいと思う。ただ同様に毎日王冠の舞台も目標になって逃げて押し切るのはなかなか難しい。この馬の場合チャレンジCである程度目標にされてリードを取れないままTS持続戦と苦しい流れでも甘くなってしまっている。また都大路Sでもグランデッツァが一瞬しかいい脚を使えないので凌ぎ切れた面が大きく、平均ペースでとなると1800ではラスト甘くなる傾向は確かだろう。前走でゆったり目に進めたことでパフォーマンスを上げてきたし、アイルランドTは小頭数の2000m戦でハイペースでもリードを取ったことで一息入れることもできた。この辺を考えるとバランスの良さで勝負している総合力タイプになると思うし、かといってどれか一つが抜きん出ているという感はない。後半の良さが出てきたわけなので、もしかしたら逃げるよりも控えた方が良さが出る可能性もあるし、その点も含めて色々探っていくのが良いのかなと。今回は条件が付く。平均ペースで単騎逃げにまで持ち込める、もしくはスローでエプソムCのような逃げを打つ。意外と逃げ馬はいない組み合わせなので個人的には後者、ペースをコントロールすることで後半の良さを引き出す競馬に持ち込めればというところかな。今回のメンバー構成で府中1800らしいスタンダードなL3最速的展開になるとちょっと厳しいとみているので、そこを武豊がどう誘導しながらレースを作って行けるかが肝かなと。印としては今回はちょっと控えめにしたいところ。それぐらいのいいメンバーが揃っているというのは大きい。



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