2015 11/8(日) アルゼンチン共和国杯(GII) 東京芝2500m
出走予定馬一覧
今年の上半期に台頭、春の東京2500mハンデGII目黒記念で2着に食い込んだのがレコンダイト。但馬Sを制し大阪ハンブルクC、目黒記念と2400路線で結果を出してきた。夏は七夕賞で動けず惨敗を喫し、休み明けの前走京都大賞典では後ろから成す術なく終わった。今回は相手が楽になり目黒記念と同じハンデGIIのアルゼンチン共和国杯。そろそろ春の勢いを見せてもらいたいところだが果たして。
まあ切れ味で勝負する馬ではないから京都大賞典のような展開であの位置ではねという感じ。
まずは目黒記念から振り返りたい。東京芝2500m戦でペースバランスは60.4-58.9とスローペース、しかも単騎逃げ馬が引っ張っていたので実質的にはもう少し明確にスローだっただろう。12.5 - 12.2 - 11.7 - 11.6 - 11.4 - 12.0というラップ推移で後半の4F勝負になっているが超高速馬場化で東京2500にしてはL2最速11.4はそれなりに速い。内枠から五分のスタート、そこから無理なく好位最内のポジションを確保するという絶好の展開で進めていく。向う正面でも動かずに3列目のポケットで我慢。3~4角で徐々に加速していく流れの中で最内我慢して直線。序盤でじわっと外に持ち出してくるがここでの伸びはジリジリ。L2でエンジンがかかると伸びて来てメイショウカドマツを捕える。ただ内外から強襲、ヒットザターゲットの決め手に屈して2着には敗れたがファタモルガーナは押さえた。ファタモルガーナはステイヤー色強い馬だがポテンシャル戦、TS持続戦どちらでもとにかくL1でしぶとく伸びてくるタイプ。また長距離のカテゴリーで考えればトップクラスの実力馬だし、ヒットザターゲットは前半を無理なく進めて超高速馬場でTS持続力を引き出せばトーセンラークラスを破っている実績の馬。3~4角で取り付いているので実質的には5Fのロンスパになっていると思うし、その中で内を立ち回れたのは展開として嵌ったとは思うが、普通にこの2着は評価している。ただ一方で勝負どころまでかなり恵まれたのは確かなところで内枠から五分に出てペースも落ち着きしっかりと3列目の内ポケットというのはミルコが上手く乗ったなというのもある。いずれにせよ後半タイプなのは間違いない。
七夕賞での1番人気は正直そういうタイプだったので競馬ファンどうした?というような感じの印象だった。福島芝2000m戦でペースバランスは59.5-58.7とややスローの範囲だが流石にこのクラスでは絶対的に60秒を切ってくる。若干緩みはあったが12.5 - 12.4 - 11.8 - 11.4 - 11.1 - 12.0のラップ推移で向う正面半ばぐらいから仕掛けていくのだがそこで脚を使ってそこからさらに加速していく流れに全くついていけずにおいていかれて終戦だった。まあここまで崩れるとは思わなかったにせよ序盤からポジション取りに苦労したし、まあ一歩目で不利を受けたのもあるにせよ、あの位置から押し上げていく形ではちょっと辛かった。そんなに悲観する内容ではないというか、2000でも但馬Sみたいに1000通過61.2とかならある程度ポジションとってもと思うが流石にこの流れではという感じ。
前走の京都大賞典は期待していたんだが極端なトップスピード戦になってしまったし位置取りも最悪に近かった。ペースバランスは60.5-57.8と3秒近いかなりのスローではあるのだが、これも超高速馬場で絶対的には1000通過60.5とそれなりの質のスピードを要求されている。出負け癖が酷くなっていたミルコの時期とも被って出遅れと言って良いレベルで最後方からのスタート。そこからも緩い段階でまだ最後方に近い位置で3角を迎え、12.9 - 11.9 - 11.1 - 10.9 - 11.0と底から徐々に加速するという流れの中で後方のまま仕掛け遅れてラブリーデイ辺りがスパッと切れるような展開では如何ともしがたい。正味の話3角までにポジションを上げられなかったのが全てだろうし最後は流していたからね。目黒記念でもそこまでスッと切れる感じの脚を使えていなかったわけだし、あれだけメリハリがついて11秒前後を連発されると位置取り以前に根本的に厳しかった感もある。まあ展開を左右できる脚質ではないのでこの辺りは致し方ないが。
今回もそういう展開になるかどうかである。ひとまずこの馬にとっては坂スタートの東京2500だと勢いに乗る数完歩のうちはペースも上がり切らないので目黒記念の感じなら相性は良さそう。ある程度のポジションに楽につければひとまずは面白いだろう。超高速馬場でのヒットザターゲットはGIレベルだと思っているし、しかも札幌記念で強い競馬をしてきたことから今が最盛期と言っても驚けないレベル。ステイヤーのファタモルガーナを撃破してきたという点で見ても個人的には目黒記念は高い評価が必要。少なくとも今回のメンバー構成なら十分戦えるはずの馬である。ただし、同時に目黒は超高速馬場で実質はスローだった。基礎スピード面で無理が利かない馬なのは確かなので、 ゆったり運べる展開になるかがカギ。そういう意味ではやはり前走同様に噛み合ってくれないと厳しいし、他力本願タイプではある。条件は良いし目黒記念に比べれば幾らか楽かなと思うメンバー構成…もちろん復調してきた馬、新星候補は侮れないが、全体としてみればやはり嵌った時に警戒しておきたい一頭になるかなとみている。
実績断然のサトノノブレス、未知の魅力がある3歳馬レーヴミストラル、
厩舎期待馬がいよいよ本格化気配のゴールドアクターなど、
中々の好メンバーが揃う1戦だが、穴馬券を演出するのは……
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第4回 アルテミスS(G3)
◎メジャーエンブレム
△デンコウアンジュ(12番人気)
▲クロコスミア
馬連:1万0450円的中
3連複:5万1180円的中
福島2日目11R福島民友C
◎ランウェイワルツ
△キクノソル
△ノボバカラ
馬連2点目:1460円的中
3連複:5530円的中
3連単:1万8950円的中
新潟4日目12R寺泊特別
◎アドマイヤリバティ
▲エスユーハリケーン
△コスモイノセント
馬連2点目:3360円的中
3連複:1万8280円的中
3連単:9万0960円的中
東京4日目12R
◎パイメイメイ
○ニットウスバル
△ナムライチバンボシ
馬連1点目:510円的中
3連複:3790円的中
3連単:1万3760円的中
京都2日目1R
◎グランジャー
△ドリームフォー
△アークマイニング
馬連大本線:1140円的中
3連単:3万1810円的中
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