2016年2月1日月曜日

きさらぎ賞 2016 出走予定馬:サトノダイヤモンド、2強模様…ロイカバードを再度叩き潰せるか?

マスターズ:きさらぎ賞490_160


2016 2/7(日) きさらぎ賞(GIII) 京都芝外1800m
出走予定馬一覧
きさらぎ賞2016の出走予定馬一覧


きさらぎ賞2016出走予定馬の中から注目馬は?】
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 セリでの落札価格がなんと2億4150万円、デビュー戦ではロイカバードとともに高額馬対決を制して以来2戦2勝、輝きを強めているサトノダイヤモンドがきさらぎ賞に出走予定。ただ無敗というだけでなく底知れない末脚は大物感を感じさせるには十分すぎるものだ。今回は新馬戦で破った相手ロイカバードが力をつけてきて再び高額馬対決として合いまみえることとなった。再び返り討ちにすることができるか。


 ここ2戦ともどもいえるのは、まだまだ底が見えない。とにかくまだ脚を出し切っていないのだから、どの程度の器なのか量るのにここ2走では足りなかった。ただ新馬戦ではロイカバードの方が脚を出し切れない競馬になっていたので、ここは本当の意味で雌雄を決する舞台となりそう。いずれにせよ今回の最重要馬だと言って良い。


 新馬戦を振り返る。京都芝内2000m戦で重馬場、相手はもちろんロイカバードでペースバランスが64.3-59.5と5秒近くの超ドスローである。まあ重馬場の新馬戦なので仕方ないが、それでも後半の5Fで60秒を切っているのはまずまず優秀。それでいて12.7 - 12.0 - 12.6 - 11.7 - 11.7 - 11.5とL1最速ラップを踏んでいるように、ロイカバードとサトノダイヤモンドだけ脚を余しながらの内容になっている。6番枠から好発を切り、そのまま先行策。道中もドスローの中で折り合わせながら無理なく3角。3角ではまだ仕掛けを待つ形でいたがダノンアローダ浜中が捲ってきたので先頭列との間にスペースができ、2列目の外で我慢。4角でじわっと仕掛けながらダノンの外を狙って直線。序盤で内のロイカバードを閉めてからしっかりと出し抜く脚を見せ、L1で喰らいつくロイカバードを寄せ付けずの完勝だった。まあもちろん完勝で、ロイカバードとの差はここまでではないにせよ最後まで寄せ付けていないのだから完勝と言って良い。直線の段階でロイカバードは進路を作れなかったし加速ラップではこれは明らかに痛かったが、この馬自身もこの馬場で加速ラップで締めたのだからやはり高いレベルにある。全体時計はさほどだが、それでも古馬500万下の2000m戦が前半5F61.9、後半5F60.8で12.6 - 12.0 - 12.0 - 12.1 - 12.1というラップ推移。これを考えてもまあ前半の緩さはあるにしたって後半5Fを59.5で加速ラップでまとめてきたという点で高いステイヤー的なパフォーマンスを見せたとみていいと思う。この内容的にはひとまずダービー向きの本格派という感覚ではあるかなと。


 次走の500万下も圧勝だったが、正直なところレースレベルそのものはそんなに高いとは思っていない。まああのレベルを物差しとしてこの馬の力を量るのは難しかったかもというところ。 阪神芝内2000mで稍重馬場、ペースバランスも63.8-60.0とこれも4秒近い超スローで13.1 - 12.8 - 12.6 - 11.8 - 11.5 - 11.3というラップ推移からも示しているようにL1最速である。11番枠からここもまずまずのスタートを切って先行争いに加わる。しかし今回は意図的に下げる形で好位で進めていく。道中はさらに下げて中団の外というような位置で進めながら3角まで外目を回す。3角でもまだはっきりとペースが上がらない中で中団外からじわっと詩あっけ出す、4角では一気に11秒台に入っていく中で置かれずに追走して中団で直線。序盤で一気に差を詰めて先頭に立ち、L1は自身のラップで刻み切っての完勝だった。まあこのレースでは恐らくL2で11秒前後のラップを刻んでいると思うので自身走破で見ればL1はやや減速したかなというぐらいの感覚だが、この年末の阪神内回り2000m戦で11秒前半を2F続けてくるというのは流石というか、後半の要素に関しては完全に大物と言っちゃっていいかなと。


 今回はやはりペースが流れてどうか、というのがポイントになるんだが…はっきり言ってきさらぎ賞は近年は中弛みの傾向が顕著なので基礎スピードの幅はそんなに要求されることが少ない。トップスピードの質が明確に問われることが多いレースなので、現時点ではさほど心配はないかなというところ。この馬の場合はゲートそのものは非常に上手いし、前走でも64秒近いペースで抑えても折り合えていたのでスローになる分には特段不安はないだろう。4角でペースが上がった時に対応していたし、ひとまず要所のギアチェンジも不器用ではないはず。府中ならわからん部分もあるが、淀の外回りなら不安にはなるまい。現時点で適性的な不安はほぼないと思うし、最低限のレベルで対応してこれればというところだろう。ここ2走を見る限りはそんなに心配する必要はないかな。敢えて言えば軽い馬場になった時に極限の切れ味を要求されて戦えるのかどうかかな。ここを見極めたい感じはある。ここ2走はどちらも明らかに時計が掛かっていた状態で高いトップスピードの質、持続力を見せてきたわけだからね。まあ現時点でキレッキレというようなタイプの馬も今回の登録馬の中では微妙なところだし、ロイカバードも勢いをつけたいタイプだから、今の段階ではやはり最右翼と言っておくべきかな。


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3連単6-14-3
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