2016年7月13日水曜日

ジャパンダートダービー 2016 レース回顧・結果:キョウエイギアと絶好調戸崎が大井2000で各馬を嘲笑う突き抜け圧勝!

チェックメイト:函館記念728-90

2016 ジャパンダートダービー(JpnI) 大井ダ2000良
レース回顧・結果

2:05.7 12.3 - 11.5 - 12.5 - 12.8 - 12.7 - 12.7 - 12.3 - 13.0 - 12.8 - 13.1
61.8-63.9HH


 想定していた天気予報が外れて良馬場という状況で、ペースバランスで見ると2秒とかなりのハイペースに分類される。ただ入りの3Fが36.3で大井としては割とフラットに入ってきているのと、中盤の緩みも小さくこの時期の良馬場としては珍しくそこそこ厳しい流れになった。そのうえでL4最速、バルダッサーレやカツゲキキトキト辺りが外から動いてきたこともあってそれに合わせて豊の3角での出し抜き、というのを早めに誘発させられた形かな。ペースも速く仕掛けも早かったことでL2の再加速の度合いが非常に小さくポテンシャル戦となった。正直に言えば想定していた馬場、展開とはちょっと違う形になったかな。


 1着キョウエイギアは7番枠からまずまずのスタート、馬なりで無理に行かずに好位列の中目で我慢をするという競馬を選択する。ケイティがやや単騎逃げ気味に進める中で1000通過で自身62秒ぐらいで3角に入って行く。3角でケイティが出し抜き気味に引き離していく中で3列目の外でしっかりと動ける位置を確保する。4角で楽な手ごたえで2列目に並びかけ外に持ち出して直線。序盤で5頭の併走状態から一頭一気に突き抜けて楽にケイティブレイブに並びかける。L1で並ぶ間もなく交わして圧倒した。まあここまで一気にパフォーマンスを上げてきたというのは流石に驚きなんだけど、ケイティブレイブにとっては入りから2秒のハイバランスの中でかつ3角からプレッシャーがあって早めの仕掛けになったこと。これによって各馬が動かざるを得なくなった。それによってトップスピード面を要所で全く問われなかったのはこの馬にとっては好都合だったと思う。もちろん基礎スピード的に2000としてはかなり要求されているんだが、この距離なら見劣らなかったというのと、やはり序盤これまで以上に無理をしなかったことが良いバランスで走れた要因かなと思う。この馬の場合ついていけば序盤そこそこ速い流れでもついていけちゃうんだけど、そうすると甘くなってきていた。今回はしっかりと2000で後半勝負に徹する形で3列目と無理をしなかったというのも結果的にこのハイペースと相まって噛み合った要素になったんじゃないかなと。まあ大井の2000としては消耗度合いがきついポテンシャル戦になっているので、総合力を問われたときにどうかというのはまだ不安はあるんだが、それでもこの距離で良さが出たし楽しみかな。まあこの展開に強い馬がケイティブレイブぐらいしかいなかったというのもあるかもしれない。結果的にケイティにとってはちょっと厳しい競馬にもなっているしね。恵まれた要素はあると思うがそれでも適性と能力がなければここまで突きぬけられないわけで。


 2着ケイティブレイブは13番枠からまずまずのスタート、これと言って逃げる馬もいないので外からじわっと押しながらペースを引き上げない様に内の各馬をけん制してコントロールしながら1角までに内に切り込むというような形。この絶妙なテンの入り方で前半3Fが速くなりがちな大井で割とゆったり入ると、そこで緩めないのが武豊。息を入れやすい大井の2000向こう正面で息を入れずに12秒台後半で進めていく…のだがバルダッサーレが動いたことでどうしても後続のスイッチが入る。ハイペースの中で3角で出し抜く脚を見せてじわっと引き離す。そのまま直線まで2馬身半差ぐらいのリードで入って行くが外からキョウエイに捕えられ、最後は一杯になったものの2着は楽に守り切った。まあ正直このペースでこの仕掛けになっては流石に可哀想だった。ただ3角手前の段階で詰められていたしここで動かないと3角で一気に呑まれちゃう怖さがあるのが大井だから、あそこでゴーサイン自体は良かったと思う。コパノリッキーのJBCスプリントの再現みたいな出し抜き方だったけど、良馬場でハイペースでL4最速ではちょっと厳しかったのかなという感じ。それでもやっぱりこの距離で無理のない範囲でハイペースを作って粘り込めていたし、基礎スピードと後半の要素のバランスを取ってみても距離延長が良かった口だと思うね。負けはしたけど厳しい展開になった中で立派な2着。


 3着ゴールドドリームは6番枠からやや出負けして一旦後方から、そこからリカバー、押して進めて好位列には何とか取り付く。道中も3列目の内ポケットで我慢する立場になるがバルダッサーレらが動いていって前もペースをじわっと引き上げながら3角。3~4角でも3列目の外目に誘導しながらだがちょっと置かれ気味に苦労。4角で川田が激しく追って何とか2列目の狭いところを突いて直線に入ってくる。そのままジリッとは脚を使って3着争いは何とか制するもケイティブレイブとの差は最後はジリッと誤差程度しか詰められずの完敗だった。う~ん、まあ出負け癖がネックではあったし、兵庫CSもスタートでは遅れていたからね。リカバーできたのは良かったけど、それでも3列目となるとちょっと厳しかったかもしれない。ただレースの仕掛け自体が早かったこともあってコーナー以降は速いラップを踏んでいないから内で置かれるリスクも小さかった、その点を考えると3着まで食い込めたのも早めの仕掛けで3角でちょっと置かれても巻き返せたというところはあると思う。ただ上位2頭と比較した時に明らかに2000適性で見劣った感はあるし、兵庫CSからケイティとの差は詰めてきたもののハイペースだったこと、仕掛けも早かったというので恵まれたところで3着までなので少なくとも1900以上ではちょっと評価を落とした方が良いと思う。ただ東京マイルの強さは本物で、マイル前後で高い基礎スピード勝負というところでの巻き返しは期待したいかな。一度1800の厳しい流れでどこまでやれるか見てみたいね。


 4着バルダッサーレは8番枠から今回は悪くないスタートから無理せずに下げて中団という形。向こう正面で中団外から押し上げるポイントを探りつつ我慢、後半ぐらいになって外に誘導して一気に動いて押し上げていく形で3角では2列目の外まで上がって行く。3角で前のケイティブレイブがペースを再び引き上げていく過程の中で2列目の外からしぶとく伸びてストロングバローズらと2列目を形成して直線。しかし序盤で先にキョウエイギアに一気に抜かれて甘くなり5番手に下がる。それでも最後はまた盛り返そうとしてしぶとく踏ん張り4着を確保、中央の強敵相手に圏内は得られなかったがそれでも掲示板は確保した。東京ダービーと違って向こう正面で豊も割と緩めなかったから押し上げるには当然脚を使う形になる。またL4最速だから仕掛けはかなり速い形になったとみて良い。東京ダービーの時は13秒台後半のところで押し上げて先頭列で3角に入っても13秒台だったからね。ここで12.3とかってなっちゃうとやっぱりしんどかったと思う。ただ全体的に見てもゲートをこなしてきたし、この厳しい流れを自ら誘発する形で際どく最後まで踏ん張ったし、普通に厳しい流れになれば中央相手でもそれなりにはやれたというのは評価したいかな。


 5着ダノンフェイスは2番枠から今回はまずまずのスタートを切って最内に入り込み逃げるのかなというぐらいの出方をするがここで下げて2列目のポケットで進めていく。向こう正面では離れた2列目でケイティとの間にスペースを取りつつ後半でじわっと差を詰めていくが、外からバルダッサーレらが捲ってきたことで3角最内で動けず置かれて3列目に下げてしまう。3~4角でも最内のポケット、3列目で進めて直線で最内に入り込む。そこからしぶとく伸びて一旦は3番手に上がったか?というところでL1で甘くなって最後はゴールドに前に出られ、バルダッサーレにもギリギリで捕えられての5着完敗だった。まあ本音を言えばハナを切っちゃえ、って感じだったんだけど下げたことでポケットに、そして向こう正面の捲りがあったことでどうしてもあの位置で動けないから3列目に。この辺がちょっともったいなかったかな。ただ今回の場合はL4最速が明確でハイペースからの消耗戦的なレースになったから、ここで内を立ち回っても直線での加速度が小さいからそこまで影響なかったと思う。単純にあそこから使える脚の短さが出てしまったかなと。この馬も距離延長でチャンスがあるかなとも思っていたが、結果的には良さを出せなかったと。世代比較で見てちょっと評価を下げないといけないかな。1600でスムーズには知れたらもうちょっとやれる馬だとは思っているんだけどね。


 7着ストロングバローズは9番枠から五分のスタート、そこから押して先行策を取りつつ外のケイティブレイブを行かせる形で番手外に控える。道中は離れた2列目外で無理せずという形なのだが3角手前で手を動かしじわっと取り付く。その流れの中で外からバルダッサーレが捲ってきたので3角手前で一気に手が動く。3角で2列目の内で進めるがここで脚色悪く、2列目5頭の併走に吸収されて直線ではもう脚がなく大きく離されての7着大敗だった。個人的には不良ぐらい軽ければもうちょっと違ったかなとも思ったが、良馬場でペースも速い、かつ仕掛けも早いとなってしまったのはきつかったかも。もちろんペース自体は速い方が良いと思っていたが使える脚が短い馬なのであの形で3角で外からプレッシャー、逃げ馬も出し抜いていて仕掛けなきゃいけない中でとなると辛かった。まあそれ以前に脚も残っていなかったし2000が長かったとみていいんじゃないかなあ。1800でもかなりスピード色が強かった馬なので、こういうタイプの馬は距離延長が難しいのかなと思う。それと思った以上に1800組が距離延長で更に良さが出た感もあるし、難しいところだけど距離適性的に合わなかったとみた方が良いかな。


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それではさっそく的中実績をみていきましょう。
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===========================================
6月25日 (土) 東京10R 八ヶ岳特別

◎1カレンリスベット
○12バンゴール
▲9キングカラカウア

単勝+複勝 1
ワイドながし 1-9、12
===========================================
結果は・・

1着◎1カレンリスベット
2着…8ティックルゴールド
3着○12バンゴール
で決着!

◎単勝 1点的中 660円
◎複勝 1点的中 210円


2点的中 ◎○ワイド 410円

購入金額 合計20,000円
払戻金額 合計64,000円
収支金額 プラス合計44,000円

虎石さんの予想通りに馬が走ってます!(笑)


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===========================================
7月 3日 (日) 福島9R 種市特別

◎12カカドゥ
○4エニグマバリエート
▲16ミヤビエンブレム

単勝+複勝 12
馬連ながし 12-4、16
ワイドながし 12-4、16
===========================================
結果は・・

1着◎12カカドゥ
2着○4エニグマバリエート
3着…7ヴェラヴァルスター
で決着!

1点的中 ◎単勝 450円
1点的中 ◎複勝 130円


2点的中 ◎○馬連 610円


2点的中 ◎○ワイド 240円

購入金額 合計30,000円
払戻金額 合計71,500円
収支金額 プラス合計41,500円

さすが業界の方ですね。 馬の選定だけではなく、馬券の買い方にも注目してください!

純粋に競馬の楽しさを知りたいのであれば、虎石氏の予想が絶対オススメですし安心です。
なぜこの馬を選んだのか、裏情報もありますが、きっとみなさんも理解できるはずです。

虎石氏の今週の無料提供は、
7/16(土)中京11R マレーシアカップ
7/17(日)函館11R 函館記念(G3)

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