普段地方競馬で出しているビューワの簡易版です。
その香港競馬版。
春にも何回かデータの作成はしておりました。
それと見た目は変わっておりません。
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2016 12/4(日)
第17回 チャンピオンズカップ(GI) 中京ダ1800ｍ
予想用・出走予定馬一覧
昨年のみやこステークスを制してからは善戦マンどまりでイマイチ伸び切れないでいるロワジャルダンが今年もチャンピオンズカップに出走予定。昨年のチャンピオンズカップでは差のない４着とGIでも目途を立てたように見えたのだが、今年に入って安定感は見せているもののそれ以上といえる競馬は見せられなかった。この大一番で一皮剥けることができるか。
ん～…基本的に1800でとなると完全に流れ切らないと難しいかなとお無。そんな中でも近走は物足りない競馬が続いているからね。出走予定馬を見渡しても強敵が多いし、適性的にも昨年のチャンピオンズカップの様に完全に流れ切ってようやくという感じ。基本的には今回のチャンピオンシップでは評価を下げて入りたい一頭。ただ、この馬も渋って高速化するとパフォーマンスを上げてきているので、そこは注意したい。
●みやこＳ(GIII)３着 16頭４枠７番
京都ダ1800ｍ良 1:50.2(+0.1) 48.7-49.1M
12.4 - 11.2 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 12.3 - 12.5
ペースは平均だがそこまで厳しい流れではない。それでもＬ３最速で脚は比較的出し切りやすい展開で淀みも小さかったといえる。この馬としては比較的持ち味を引き出しやすい展開だった。五分のスタートからじわっと下げながらも中団の内内と理想的な入り方。道中もペースがそんなに上がらない中で結果的にはちょっと後ろかなという位置で進めていく。３～４角では最内で我慢、外から動く馬もいて最速地点で完璧に立ち回り、３列目で直線。序盤で少し狭くなったがかなり際どく捌いて２列目に並びかける。Ｌ１でそこからの減速ラップでもう一伸びと行きたかったがここでは物足りず、それでも４着以下は離しての３着確保だった。展開的に見てもＬ３最速なのでコーナーでの立ち回りは結構影響したと思うし、ここでロスなく立ち回ったのはＬ１の伸び繋げてほしかった、というのは一つある。上がり最速ではあるが、最速地点でのロスのなさが噛み合ったと思っているし、最終的にあの形でアポロケンタッキーにＬ１で突き抜けられているのでポテンシャルでは見劣った。まあ、結果的にだがあの位置ではこの馬にとってはスローバランスだったかなと思うし、昨年のチャンピオンズＣでも48.0-50.2とかなりのハイの中でのバテ差しだったからね。フォローできるとすればこの馬にとってはもうちょっと流れてほしかったというところだと思う。余力を持った中での末脚の絶対量では物足りないというのは確かだとみている、各馬が苦しい中でもばてないという点で基礎スピードが勝ったタイプの差し馬だろうと。
●アンタレスＳ(GIII)５着 16頭２枠３番
阪神ダ1800ｍ良 1:50.6(+0.7) 48.3-49.5H
12.4 - 10.7 - 13.1 - 12.1 - 12.1 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.9
ただ５走前のアンタレスＳではそのハイペースの中で上位勢に完敗の競馬だった。ペースも1.2でハイ、淀みなく進んでとこの馬にとっては理想的と言って良い展開だったはず。まずまずのスタートからじわっと先行、クリソライトが内から抵抗するがそれより楽に先行して２列目の中で基礎スピード戦に乗っていく。２角過ぎで少し掛かり気味にはなっていたが、アスカノロマンの直後で折り合わせる形。３～４角でもアスカの直後でジッと我慢、手応え良く直線に入ってくるが序盤で追い出されてからの反応がなくアウォーディーにあっさり前に出られる。その後も大きくバテはしないが上位２頭に対してジリジリと差をつけられ、３着争いでも見劣っての５着だった。悪くはない競馬だしちょっと掛かっていた面もあったかなとは思うが、それでもこの馬が得意としている厳しい流れの中でポジションを取って甘くなったという点ではやはり物足りない競馬だった。このレースに限らないがエルムＳや２走前のラジオ日本賞でもそうだが先行策でとなるとイマイチ手応えの割に伸びない感じがあるし、勢いをつけて入っていく必要があるのかなという感じはある。
●フェブラリーＳ(GI)５着 16頭３枠６番
東京ダ1600ｍ重 1:34.3(+0.3) 46.1-47.9HH
12.2 - 10.8 - 11.1 - 12.0 - 12.3 - 11.9 - 11.6 - 12.1
一つだけ…昨年の勝ったみやこＳでも良かったが、こちらの方が面白いのでフェブラリーＳ５着を取り上げる。重馬場で高速ダート、非常に高いレベルでの話だが２秒近いハイでも上がり切っておらず、直線での再加速が要求されたしＬ２最速11.6とかなり速い。衝撃の訃報が届いたがタガノトネールなんかはこのペースでは緩いぐらいで直線での鋭さで見劣ったという感じ。そんな中でロワジャルダンはまずまずのスタート、そこからしっかりと先行争いに加われる脚を見せて、下げながら好位雁行状態の真ん中で進めつつ。３～４角で緩んだのだがそこで好位列が凝縮する中で前を向けず、そこから出口で外に出してという競馬。序盤で前が加速する中でスッと伸びてきて坂の上りでは２列目、あわや？という場面を作る。そこからはちょっと甘くなったが、それでも２着、３着争いという視点で見れば僅差だった。ここで面白かったのは坂の上りでの加速である。ちなみに今年の東海Ｓではドスローからの２Ｆ戦で動けず出し抜かれて３着と全く反応できなかったが、道悪でペースが上がった中で総合力を高めてきている。みやこＳの内容と踏まえても本質的に高速ダート向きという可能性が非常に高い。
●2016チャンピオンズカップに向けての展望
今回のチャンピオンズカップは東海Ｓと同じ中京1800。なのでひとまず良馬場で、となるとトータルで見ても馬券的には狙いにくい。３着辺り…というのもこのメンバー構成だと楽ではないと思う。例えばスローなら東海Ｓ組は強敵だしその中にコパノリッキーやモーニンが入ってくる（先行勢が多いなという中でタルマエとタガノがまさかの形で離脱してしまったのは非常に残念だが…）わけで、更に好位からでも動けるタイプの馬が多いしアウォーディーも手ごわい。その中に入って戦うのはまず難しい。あるとしたらやはり昨年のチャンピオンズカップの様に全体がハイで流れて消耗する中でコーナーでロスなく立ち回ってのズドン。昨年のチャンピオンズカップは内容的にノンコノユメと比べても互角以上ではあったと思うので、このパターンならチャンスはあるがそれでもサウンドトゥルーが強敵になるしアンタレスＳとの比較で見れば多少ロスがあったところでアウォーディーとの差を覆すのは難しい。ハイペース消耗戦でもせいぜい３着ヒモ穴で引っ掛ける、というところまでかな。ただ、やはり道悪巧者ではあると思うし、特にフェブラリーＳの内容は捨て置けない。もっともそうなったとしてモーニンやコパノリッキーがパフォーマンスを上げてくるわけなので、それ以上の評価はしづらい。いずれにせよ強くは推せないが、その中でも最もチャンスがあるとすれば高速ダートでハイペースからの一足になるんじゃないかなと感じる。
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・04月10日(日)阪神7R 4歳上1000万下 1万0930円的中!
・04月09日(土)福島8R 4歳上500万下 3万7360円的中!
・04月09日(土)阪神5R 3歳未勝利 1万1470円的中!
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12/3(土) 中山11R 第50回ステイヤーズS(G2) 芝3600ｍ
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 連闘 | 0- 0- 0- 3/ 3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| ２週 | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| ３週 | 1- 3- 2- 23/ 29 | 3.4% | 13.8% | 20.7% | 11 | 84 |
| ４週 | 7- 4- 6- 48/ 65 | 10.8% | 16.9% | 26.2% | 177 | 83 |
| 5～ 9週 | 2- 3- 1- 19/ 25 | 8.0% | 20.0% | 24.0% | 40 | 50 |
| 10～25週 | 0- 0- 1- 11/ 12 | 0.0% | 0.0% | 8.3% | 0 | 39 |
| 半年以上 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 明け２戦 | 2- 3- 3- 26/ 34 | 5.9% | 14.7% | 23.5% | 106 | 102 |
| 明け３戦 | 4- 4- 2- 28/ 38 | 10.5% | 21.1% | 26.3% | 159 | 80 |
| 明け４戦 | 2- 2- 2- 13/ 19 | 10.5% | 21.1% | 31.6% | 141 | 91 |
| 明け５戦 | 0- 1- 1- 7/ 9 | 0.0% | 11.1% | 22.2% | 0 | 43 |
| 明け６～ | 2- 0- 1- 24/ 27 | 7.4% | 7.4% | 11.1% | 19 | 19 |
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000万下 | 0- 0- 0- 6/ 6 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 1600万下 | 1- 3- 2- 24/ 30 | 3.3% | 13.3% | 20.0% | 10 | 54 |
| OPEN特別 | 0- 3- 1- 12/ 16 | 0.0% | 18.8% | 25.0% | 0 | 115 |
| Ｇ３ | 0- 0- 0- 8/ 8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| Ｇ２ | 8- 3- 6- 55/ 72 | 11.1% | 15.3% | 23.6% | 171 | 78 |
| Ｇ１ | 1- 1- 1- 11/ 14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% | 14 | 33 |
| 重賞 | 9- 4- 7- 74/ 94 | 9.6% | 13.8% | 21.3% | 133 | 65 |
| 前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1600m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 1800m | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% | 0 | 32 |
| 1900m | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 2000m | 0- 4- 3- 21/ 28 | 0.0% | 14.3% | 25.0% | 0 | 100 |
| 2100m | 0- 0- 0- 4/ 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 2200m | 0- 0- 0- 9/ 9 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 2400m | 2- 2- 1- 14/ 19 | 10.5% | 21.1% | 26.3% | 60 | 73 |
| 2500m | 7- 3- 5- 49/ 64 | 10.9% | 15.6% | 23.4% | 180 | 76 |
| 2600m | 0- 0- 0- 7/ 7 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 3000m | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% | 28 | 42 |
| 前走レース名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AR共和国杯 | 7- 3- 5-45/60 | 11.7% | 16.7% | 25.0% | 192 | 81 |
| 比叡S | 1- 1- 1- 9/12 | 8.3% | 16.7% | 25.0% | 26 | 67 |
| 菊花賞 | 1- 1- 0- 5/ 7 | 14.3% | 28.6% | 28.6% | 28 | 42 |
| 京都大賞典 | 1- 0- 0- 2/ 3 | 33.3% | 33.3% | 33.3% | 273 | 103 |
| アンドロメダS | 0- 2- 1- 4/ 7 | 0.0% | 28.6% | 42.9% | 0 | 234 |
| アイルランドT | 0- 1- 0- 1/ 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% | 0 | 105 |
| ノベンバーS | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% | 0 | 330 |
| オクトーバーS | 0- 1- 0- 0/ 1 | 0.0% | 100.0% | 100.0% | 0 | 270 |
| 天皇賞秋 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% | 0 | 42 |
| 札幌記念 | 0- 0- 1- 1/ 2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% | 0 | 235 |
| 八坂S | 0- 0- 1- 0/ 1 | 0.0% | 0.0% | 100.0% | 0 | 230 |
| 前走 | １着馬 | 着 順 |
人 気 |
2着馬 | 着 順 |
人 気 |
3着馬 | 着 順 |
人 気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | 比叡S | 1 | 3 | ノベンバーS | 3 | 3 | 比叡S | 2 | 1 |
| 2014 | AR共和国杯 | 9 | 7 | アイルランドT | 4 | 6 | AR共和国杯 | 2 | 4 |
| 2013 | AR共和国杯 | 6 | 9 | アンドロメダS | 2 | 5 | AR共和国杯 | 13 | 13 |
| 2012 | AR共和国杯 | 10 | 14 | オクトーバーS | 5 | 2 | 八坂S | 1 | 4 |
| 2011 | 京都大賞典 | 7 | 5 | 比叡S | 3 | 4 | AR共和国杯 | 12 | 16 |
| 2010 | AR共和国杯 | 3 | 9 | AR共和国杯 | 2 | 2 | 天皇賞・秋 | 5 | 11 |
| 2009 | 菊花賞 | 2 | 7 | アンドロメダS | 4 | 12 | AR共和国杯 | 7 | 6 |
| 2008 | AR共和国杯 | 15 | 11 | 菊花賞 | 2 | 15 | アンドロメダS | 6 | 9 |
| 2007 | AR共和国杯 | 9 | 12 | AR共和国杯 | 8 | 1 | 札幌記念 | 13 | 9 |
| 2006 | AR共和国杯 | 2 | 2 | AR共和国杯 | 5 | 5 | AR共和国杯 | 4 | 3 |
肝心な馬を忘れてました(*_*;
アポロ「ケンタ」ッキー
紅白初出場 桐谷健太
11年JRAイメキャラで、今年の日本ダービーでは国歌独唱を務めていただけに軽視できなさそうです
いっそのこと、ケンタとア○○で決まれば高配当なんですけどね(^_^;)
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［ブログで書ける範囲内のオーナー・サイダー馬］
１２／４(日)阪神★Ｒ
☆☆☆☆☆☆☆☆に出走予定
１２／４(日)阪神★Ｒ
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阪神ご当地馬主、山本信行オーナーの勝負馬。代表馬ワンダーアキュート(※１)は旧ＪＣダート時代を含めて５年連続(２０１１～１５)チャンピオンズＣに出走。９歳まで走り続け８億７６３０万のレース賞金を稼いだが、まさに“無事これ名馬”を地で行くダートの猛者だった。今年の同レースはホッコータルマエが脚部不安で電撃引退、タガノトネールが最終追いでパンク(故障)して安楽死と、不幸なアクシデントが相次いだ。それだけに改めてワンダーアキュートの偉大さを痛感したよ。
2016 12/3(土)
第52回 金鯱賞(GII) 中京芝2000ｍ
予想用・出走予定馬一覧
昨年秋のクラシック戦線で台頭、神戸新聞杯を制し菊花賞でも３着と力を見せながら有馬記念で大敗、腱鞘炎発症と流れを断ち切られたリアファルが復帰初戦の金鯱賞に出走予定。勢いに乗っていただけに、競走馬にとってはダメージが残りやすい炎症を負ってしまったのがどう出るか。実力は誰もが認める一頭だけに、３歳秋のパフォーマンスを戻してこられるか。
あの有馬記念はショックだった。自信をもって本命を打ったし、３角手前の段階で勝ち負けだと思ってみていたのでそれはもうショックが大きかった。中京はマレーシアＣでも印象的な出し抜きを見せていて適性は噛み合うと思うが、とにもかくにも…状態面。
●神戸新聞杯(GII)１着 15頭４枠６番
阪神芝外2400ｍ良 2:26.7 62.4-58.5SSSS
12.6 - 11.1 - 12.8 - 12.9 - 13.0 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7
リアルスティールを撃破した神戸新聞杯は４秒近いドスローからのＴＳ持続特化戦。Ｌ３の４角最速という競馬に持ち込んだ。まずまずのスタートからハナを楽に主張、じわっと様子を見ながらレースをコントロールしてドスローに持ち込む。道中も団子状態で３角以降徐々にペースアップも一気ではなく段階的に。それでも各馬が凝縮してプレッシャーをかけてくる中で４角で一気にペースアップ、最速地点で後続に脚を使わせて直線。序盤でそこから抜け出し２列目を引き離す。Ｌ１では唯一そこから伸びを見せてきたリアルスティールだが、決定的な伸びとはいえず、完封しての完勝だった。もちろん展開的には完全に恵まれたというのは間違いないが、それでも逃げてＬ１まで寄せ付けず、しっかりとトップスピードを維持してＬ１を11.7でまとめてきたというのはインパクトとしては大きい。前でこれを引き出せるというのがやはりこの馬の魅力になるだろうと。
●菊花賞(GI)３着 18頭８枠17番
京都芝外3000ｍ良 3:04.0(+0.1) 60.2-64.4-59.3S
12.7 - 11.1 - 11.6 - 12.3 - 12.5 - 13.1 - 13.7 - 13.7 - 11.8 - 12.1 - 12.0 - 11.9 - 11.6 - 12.2 - 11.6
本番の菊花賞ではトップスピード面は問われなかったものの、それでも強い競馬をしてきている。流れとしては中盤が緩んでいるのはペースバランスで見ればわかりやすいが、64.4と言っても13.7と11.8が混じっているわけで、細かく見れば相当な淀みがあったといえる。そこからの７Ｆ超ロンスパというイメージでいいだろう。ただ上位２頭はそこからもう一段階の脚を持っていたといえる。外枠から好発を切ってルメールも積極的に先行させていく形、流石に逃げの手は打てないが番手を確保、スピリッツミノルを行かせて理想的にレースを作っていく。３角の下り以降は抑えにかかったが割と楽にコントロール、前にスペースを置くぐらいの感じでは余裕をもって進めていく。ただ、スピリッツミノルがスタンド前で急激にペースを落としてくるので徐々に掛かり気味に、前に馬を置いて我慢してという形で進めていたが２角過ぎ一気に捲りがあってペースアップ。その流れに併せて２列目内内で３角に入ってくる。３～４角でも内ポケットで完璧に立ち回って直線。序盤で進路を外に取ってからジリッと伸びだすが反応は地味で内からキタサンブラックに、外からリアルスティールに外から来られて最後はばてずに食らいつくまでで終わった。Ｌ１は再加速ラップなのでこの馬自身もそこで喰らいつくレベルの脚は使っていたし多分ほとんど落としていない。ただ、上位の２頭は直線序盤の減速地点でスムーズさを欠きながらＬ１で最過疎する余力があったという点で一枚上だったと。ポテンシャル面で上位２頭にはちょっと見劣ったかなと思う。
●2016金鯱賞に向けての展望
まあ後は軽く。有馬記念は２段階加速だったしスローでＬ２最速11.3とこの馬にとっては恐らく理想的な流れだったのだが…恐らくレース中の故障でないと説明がつかないレベルで下がっていった。腱鞘炎…屈腱炎ほどではないだろうが、馬にとって炎症というのはなかなか厄介で、ほぼ完治できる骨折と違ってどうしても全力で走りにくくなるという傾向があるのかなと思う。今回もその辺りをどう判断するかが大きなポイントになる。トーホウジャッカルやデニムアンドルビーももちろん臨戦過程に不安があるわけで、この馬も能力的にはもちろんキタサンブラック、リアルスティールと比較できる立場にあるし通用するだけのものは見せているので状態面次第…である。中京自体は不安はないし、マレーシアＣなんかは重馬場だが上がり勝負、12.8 - 12.0 - 11.5 - 11.1 - 11.7とドスローからのＬ２最速、坂加速で出し抜く競馬とまではいかないがそれでもＬ１で突き放してと神戸新聞杯でも見せたＴＳ持続の良さを見せていた。能力は最上位だと思っているし適性も含めればまともならこの馬が一番かなと。もちろんスロー専用の可能性もあるが、今回は相手関係からも飛ばしそうな先行馬は不在。坂スタートはイマイチな感じなので外枠の方が良いとは思うが、主導権を取ってペースをコントロール、後半のトップスピード戦に持ち込めれば前目からＴＳ持続で粘り込、という展開を期待したいかな。本質的に2000は短いと思うが坂スタートでペースが上がりにくい中京2000なら不安は小さいかな。1週前追い切りでは坂路で全体の時計は50.9とかなり出してきているし、少なくともハードに負荷をかけられているのは良い材料。もちろん信頼するのは危険だと思うが、期待をしても良いだけの状態に持って来てほしいかな。
紅白司会に有村架純と発表されて以降のG1
マイルCS
イスラボニータ2着 マドンナのシングル曲 ラ・イスラ・ボニータ
ジャパンカップ
キタサンブラック1着 説明不要
やはり音楽関連
今回の候補は
メイショウスミトモ 南井克己調教師
94年、騎手としてナリタブライアン(ToT)で三冠達成した年に審査員として紅白に出演
さすがにスミトモは狙いづらい感じなので同枠馬に期待します
「サウンド」トゥルー
モーニン ジャズの曲名
アスカノ「ロマン」 浪漫 憲三郎＆ジョージ山本のデュエットで紅白出場
作詞作曲は北島三郎
ロマンの上の三文字のア○○のことは今回無視します(^_^;)
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今回は金鯱賞2016の予想を中心とした記事を書いていきます。
有馬記念に向けてのステップレースの1つである同レース。
最近は能力の高い馬は香港への出走を目論んでいる陣営が多いので、
圧倒的に抜けた馬は金鯱賞へ出てくることは少なくなりましたね。
とは言えヴォルシェーブを筆頭になかなかのメンバーが揃いそうです。
果たしてどの馬が上位台頭するか？出走予定馬分析と予想を行います。
また、現時点での予想オッズなどもご紹介していきます。
それではまずは出走予定馬分析に入る前に予想オッズからご紹介です。
金鯱賞2016予想オッズ
1 ヴォルシェーブ 2.4
2 サトノノブレス 3.2
3 リアファル 6.7
4 ヤマカツエース 7.7
5 トーホウジャッカル 8.9
6 デニムアンドルビー 11.2
7 レコンダイト 18.1
ざっとここまでが10倍圏内の支持を受けそうな馬たちとなっています。
リアファルはまともなら2016年の有馬記念筆頭候補の1頭でしたが
長期休養明けで久々にここで勇姿を見ることが出来そうですね！
そしてデニムアンドルビーも1年5ヶ月ぶりの勇姿が見れますね！
楽しみです＼(^o^)／
それでは早速ではありますが上位出走予定馬から分析を行います。
ヴォルシェーブ
陣営の目論見としては前走のアルゼンチン共和国杯での賞金加算。
だが3着だったので残念ながら今後に繋げるためにここでの好走が必至。
有馬記念で云々と言うより金鯱賞でなんとか好走したいはずですし
仕上がりに関しては抜かりない調整を行ってきていると思います。
舞台設定も合いそうですしここは人気だが逆らいづらい印象を受ける。
元々素質は評価されていた馬ですしここでどんなパフォーマンスを見せるか？
サトノノブレス
戦績からわかる通りですがG1ではいつもどこか足りない馬なんですよね。
ただ、G2以下なら安定して走っているし昨年の金鯱賞でも3着に来ている。
当たり前ですがこれも舞台設定は合うだろうしここでも当然やれる1頭。
この馬が斤量56キロで出れること自体チートに近いですよね…笑
リアファル
確かに久々の一戦ではあるがノーザンＦ天栄でしっかり乗り込んでのここ。
不幸中の幸いだったのがエビ（屈腱炎）では無く腱鞘炎だった点でしょう。
とは言え流石にいきなりの復帰戦で人気するなら買いづらいのは確か。
陣営も流石に無理はしないでしょうし、ここでの結果次第で有馬かな？
展開的には恵まれそうなので後は最終追い切りを見てどうするか決めたい。
ヤマカツエース
最近は全く持って良い所がないのですが能力的にはここでも通用する。
宝塚記念は後ろからなので度外視出来るし前走は前目の馬が壊滅の流れ。
相手も強かったしタフな馬場の方がこの馬は合うので中京の舞台は絶好。
このまま終わるほど弱い馬とは思わないし、ここできっかけを掴めるかも。
予想的には判断が難しい馬だが、展開的にもここは利がありそうですよね。
トーホウジャッカル
この馬については何度か言及してるのですが10年前の競馬だったら、
おそらくですが有力所の馬たちと成長力の差はなかったと思います。
今の時代、厩舎オンリーで調整する馬はやはり外厩調整の馬とは差が出る。
谷厩舎というのがこの馬にとっての最大の問題点なのは間違いないし
状態面をどこでメイチに持ってくるかも読みにくい馬ですよね。
当たり前ですが能力・素質だけならここでは上位なんですけどねぇ。
と言うことでざっと上位有力馬たちを分析してきました。
無難な事しか書けず申し訳ないのですが、上位勢は当然どれも能力上位。
まともな状態でやれるなら上位独占になるのは致し方ない感じ。
ただ、舞台設定は中京の開幕週というのは波乱の余地もありそう。
中京のこの時期に変わってからも人気薄の馬の台頭も目立っているし
素直に人気馬から買っとけば良いレースと言う感じはしないですよね。
と言うことで最後になりますが個人的に現時点で注目している馬がいるので
コチラはいつも通りですが、ランキングにて公開しておきたいと思います。
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想定予想オッズでは結構人気してるんですがホントにこんな売れますかね？
馬柱を見ても汚れまくっているし流石に10倍は越えてくると思うのだが…。
展開的にも向きそうだし自分の競馬ができそうなここは好走必至。
冬場の時期＆タフな中京の馬場は間違いなく合うし予想でも重視したい1頭。
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2016 12/3(土)
第50回 ステイヤーズステークス(GII) 中山芝内3600ｍ
予想用・出走予定馬一覧
長らく長距離重賞路線で安定感ある走りで存在感を見せてきたファタモルガーナが今年もステイヤーズステークスに出走予定。これが４度目のステイヤーズステークスとなるのだが、過去を見ても２着２度と安定した走り。トウカイトリックやデスペラードといった過去の強豪を相手にも戦ってきた古豪が、今度は新興勢力の台頭に壁となる立場。８歳馬だがまだまだ健在っぷりをアピールしたい。
昨年のステイヤーズＳ７着は物足りない内容だったが、それでも今年もダイヤモンドＳでは３着に入り存在感を見せているし、天皇賞春も悪くない競馬。まだまだ長距離路線で第一線を張れる実力馬だ。アルバートは強敵ではあるが、モンドインテロとの比較なら個人的にはこちらを上位に取りたいかな、とは思ってる。
●ダイヤモンドＳ(GIII)３着 16頭２枠３番
東京芝3400ｍ稍 3:39.3(+1.5) 63.0-92.1-62.7M
13.2 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.3 - 13.1 - 13.3 - 13.8 - 13.3 - 12.5 - 13.1 - 13.0 - 13.0 - 12.6 - 11.7 - 12.6 - 12.8
前後半1000、中間の1400ｍとして分けた時に、中間の92.1のハロン平均で13.15になるので、淀みはあまりなかった、という感じ。大きな淀みのない流れでの平均、そこからのＬ３最速でここだけ11秒台に入っている。かなりタフな競馬だったのは間違いないと思う。正直稍重表記というのもなあ…まあ終始降り続けていたから仕方ない面もあるが。五分に出てそこから押して押してというところだが思ったよりはポジションを取れずに中団での競馬と位置取りが悪くなる。スタンド前では中団で諦めた感じでポジションを上げずに馬群の内内で追走。スタンド前では先にトゥインクルが動く競馬になるが、こちらは内内で我慢を強いられる展開、３角手前では動かそうとして前の壁に突っ込むような感じになるなどスムーズさを欠く。３～４角でも内内で動けずフェイムゲーム二も仕掛けで先手を打たれる。直線で馬場の内を通す選択、外が伸びる中で内から一頭ジリジリと伸び始め、最後はタンタアレグリアの前に出てしっかりと３着を確保した。まあ正直あまり褒められた騎乗ではなかったと思うし。最序盤で思ったよりポジションを取れなかったのは仕方ないにせよ、３角手前以降はリズムの悪い競馬だったなと。まあその中でもしっかりとばてずに最後まで食い込めたのはこの馬のポテンシャルの高さともいえるし、この辺りは流石。
●天皇賞春(GI)７着 18頭４枠７番
京都芝外3200ｍ良 3:15.8(+0.5) 61.8-74.4-59.1SS
13.0 - 12.1 - 12.4 - 12.2 - 12.1 - 12.0 - 11.6 - 12.9 - 12.6 - 12.6 - 12.7 - 12.5 - 11.6 - 11.4 - 11.7 - 11.9
正直天皇賞春は内田の消極策がもったいなかった、と感じさせられた７着だった。個人的には適性的にも面白いと思っていただけに、あのポジションではなく好位でポジションを取れていたら…と。まあ京都3200だと前半の速さも問われるから仕方ないけど。４Ｆ戦で極端なトップスピードは問われないものの中間的な脚をコーナーで要求される競馬。ゲートはまずまず、そこから出していくかなと思ったが好位列の中で引っ張る形になって無駄に下げながらの競馬になるリズムの悪い競馬。道中も後方集団の外にまで下げていく形でスローの中で自分の競馬を展開できない。そのまま３角まで動かず、３～４角で前がペースを引き上げコーナーで速いラップを問われる中で後方の外、最速地点で追い出されるがどうしたって置かれて直線。それでも序盤で前がラップを落とす中で外々からジリジリと伸びてくる。Ｌ１までいい脚を使ってフェイムゲームと脚色同じぐらい、最後まで良い脚を披露しての７着だった。本当にもったいない競馬で、ダイヤモンドＳの場合は出脚が悪かったので仕方ないが、最序盤であれだけいい位置を狙えていたのに不必要に下げてしまった。後半特化になったわけでその中で４Ｆ戦で外々ではばてなくても速度的に厳しいし、前もそうそう落とさないのが淀の長丁場。それでもフェイムゲームと比較しても見劣らないレベルで伸びてきたしこれは相当評価できる。京都適性は高かったしペースも緩かった、だからこそポジショニング一つでどうにかなった競馬だった…勿体ないと思う。ただ、逆に言えばこれだけ無駄の多い競馬になりながらアルバートともそう差はなかったし、出し切れなかったアルバートという関係性はあるが中間的な脚を要求されれば互角にやれる可能性を十分に示したと思う。
●ステイヤーズＳ(GII)７着 16頭６枠11番
中山芝内3600ｍ 3:47.1(+1.2) 64.5-101.7-59.7SSS
13.2 - 11.7 - 13.0 - 13.6 - 13.0 - 12.6 - 12.0 - 12.6 - 12.4 - 12.5 - 13.3 - 13.2 - 13.1 - 12.4 - 11.6 - 12.0 - 11.8 - 11.9
昨年イマイチだったステイヤーズＳも見ておきたい。個人的には状態面が良くなかったのかなと思わせる内容だった。この馬の実力を考えるとここまで崩れるような展開ではなかったはず。まずまずのスタートから無理をしないでじわっと好位列の後ろ、というような感じ。１週目の向こう正面で各馬が結構掛かり気味な中でこの馬も若干前向きではあるがそれでも折り合いを欠いているという感じではなかった。カノンが動いた中でじわっとポジションを上げつつ少し離れた好位で１周目のスタンド前。そこから2周目に入ってくるがスムーズに好位の外で折り合って、無理のない競馬で向う正面。徐々に動いていく意識をもって３角手前では先頭列の２頭分外というところ。そこからメイショウカドマツが一気にペースを引き上げてＬ４最速、３角地点で速いラップを踏まれてここで動けない。２頭分外でロスもそこまででもなかったがそもそも動けなかった感じだし、直線でも多少狭くはなったがＬ１の踏ん張りもなく６着と完敗だった。この時は目黒記念からの半年ぶりの休み明け、というのはあったと思うし、ここ５走…まあ前走の京都大賞典は展開的にどうにもならなかったし除外するとしてもこの馬が力を発揮できるレースの中で、パフォーマンス的に明らかに落としている一戦である。過去を見ても３か月程度の短期の休み明けでは問題ないが、５～６か月…半年ぐらいの休み明けではパフォーマンスを落としている傾向でもある。ステイヤーズＳ２度の２着時もいずれも前走は10月の府中開催。その辺りで状態面に不安があったとみている。Ｌ４最速で外を回してロスがあって甘くなったというより、そもそもＬ４の３角の段階で置かれるような馬ではない、という認識なので。流れを見ても余力をもって入れていたはずだし、この一戦はそこまで気にしなくていいかな。
●2016ステイヤーズステークスに向けての展望
少なくとも春の天皇賞でフェイムゲームとやれているのは非常に大きな材料。ただ個人的に突き詰めれば極端なポテンシャル戦…トゥインクルやアルバートと比べるともうちょっと速いラップを踏む競馬、中間的な競馬の方が合っているかなと思う。なのでステイヤーズＳでもデスペラードの２着の時の様に３～４角で11秒半ばを踏むような競馬の方が合っているかなと思う。実際天皇賞春も同じように11秒半ばを連続させる中でのバテ差し。５～６Ｆのロンスパでもやれるかなとは思うけど、ベストとなると３～４角で勝負かな。この面子なら速度的には優位に立てる可能性が高い。その点でも今週の馬場をしっかりとみて予想したいところ。年末の中山は馬場の傾向が掴みづらいが、時計が明確に掛かっているようだとアルバートにかなり分があるかなと思う。出来れば好位外でゆったり運びながら３角で仕掛けて前にプレッシャーをかけつつ内内に入っていくイメージが理想。その点でも前半のポジション取りは雑になることもあるが、全体を通して押し上げるイメージと仕掛けの意識はしっかり持ってくれる蛯名というのは良いコンビになるんじゃないかなと。前走の京都大賞典は究極的な上がり勝負だし、あの競馬ではどうしようもない。また５か月ぶりで休み明けの影響ももちろんあったはず。そこを叩いてここだし、モンドインテロやカムフィー、ジャングルクルーズ辺りが人気を分けてくれそうなので、個人的にはアルバートと両軸とするならこの馬でいいかなと今の段階では思っている。
2016 12/3(土)
第50回 ステイヤーズステークス(GII) 中山芝内3600ｍ
予想用・出走予定馬一覧
夏の北海道長距離オープン特別の１つである札幌日経オープンでは、ステイヤー新興勢力の一頭トゥインクルを撃破し台頭を果たしたモンドインテロがステイヤーズステークスに出走予定。前走のアルゼンチン共和国杯では１番人気に支持されながらの４着と、重賞ではそう簡単には結果を出させてもらえなかった。長距離路線で真価を問われる一戦、強敵アルバート撃破となるか。
う～ん…少なくとも自分の中では前走の１番人気は？だった。ルメールが８勝した日ではあるけど、確か前日からでも１番人気だったはず。長距離路線でパフォーマンスを上げてくれば別だけど、札幌日経オープンやメトロポリタンＳの内容からも、アルバートと比べると差はあるかなと思っている。
●札幌日経オープン(OP)１着 14頭７枠11番
札幌芝2600ｍ良 2:39.8 62.1-59.7SS
13.1 - 11.7 - 12.2 - 12.6 - 12.5 - 12.9 - 12.6 - 12.5 - 12.1 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 12.0
トゥインクルを撃破した一戦、全体のペースはかなりのスローでＬ３最速ポテンシャル特化戦と言っていいだろう。やや出負け気味、そこからじわっと押してリカバーしながら中団には取り付くかなという感じで入っていく。スタンド前では中団まで一段となっている中でその一番後ろで壁を作りながら内内で我慢。向こう正面でのロンスパの流れの中で外目を意識しながら３角に入っていく。３～４角で外からじわっと仕掛けながら好位列に取り付いていき、４角で仕掛けて一気に先頭列に並びかける。序盤で早々に勝負を決めるとＬ１で食い込んでくるトゥインクルを退けての勝利だった。まあ強い競馬はしていると思うけど、あくまで３着以下のジャングルクルーズ以下に対してとなる。ツクバアズマオーなんかはスローからの段階的な加速からの一足が武器でポテンシャル戦ではちょっと甘いし、ホッコーブレーヴなんかはトップスピードタイプだからなんとも。トゥインクルを破ったのは評価したいんだけど、このレースのトゥインクルは内内に入ってしまって動きたいところで動けずにまごついていたので、ポテンシャルを発揮しきれない残念な騎乗だった。こちらは動きたいときに動けたのでこの差は大きかったと思うし、力で勝ったというよりは展開の綾かな。進路確保が遅れてＬ１で加速ラップの中でも突っ込んできたわけだからね。相手が脚を余している競馬をしたのに対してこちらは出し切ってのモノという見方は必要。まあ勿論それを差し引いてもある程度評価はしないといけないけど、それでも個人的にはポテンシャル戦でトゥインクルを超えたとは思っていない。
●アルゼンチン共和国杯(GII)４着 15頭１枠１番
東京芝2500ｍ良 2:33.6(+0.2) 63.0-59.0SSSS
7.5 - 11.5 - 12.5 - 12.7 - 12.6 - 12.3 - 12.8 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 11.1 - 11.4
前走のアルゼンチン共和国杯では１番人気に支持されたが結果は４着。ドスローからの上がり勝負になってしまったのもあるが、それでも他のメンバーもさほど得意とは言えない展開だったし、やや低調な一戦だった中で４着だったかなという感じ。五分に出てそこからじわっと出していき、好位列の内内といい位置を確保する。道中もドスローのレベルで、流石にこの馬のレベルでも幾らか力んでいたかなという走り方、相当遅い中で我慢しながら３～４角。３～４角でもなかなかペースが上がらず直線ヨーイドンとなる。序盤で追い出されてからじわっと反応、Ｌ２では一旦２列目から抜け出しそうになるがそこからのＬ１の踏ん張りが物足りず、最後はじわっと下がって４着だった。まあ通した馬場の差も多少はあったかなとは思うけど、Ｌ１の伸びは内目を通していたフェイムゲームにも若干詰められたし微妙なところ。メトロポリタンＳではＴＳ持続特化でしぶとく捻じ伏せきったが相手関係を考えても割と楽な一戦だったし展開も良かった。今回は確かに展開が良かったとは思わないが、それはシュヴァルグランやアルバートにも言えることなので、ここで４着だったから評価できる…と言えるものでもないと思う。シュヴァルグランはジャパンカップで好走したけどあれはＴＳ持続だったから最後にジリッと食い込めたというのが本当のところだと思うし、最速地点では置かれていた。正直このアルゼンチン共和国杯はトップスピード戦としてはやや凡戦だと思っている。
●2016ステイヤーズステークスに向けての展望
単純に地力でアルバートには一枚見劣るかなと思っている。ダイヤモンドＳでは極悪馬場とはいえトゥインクルに圧倒されてしまっているし、メトロポリタンＳは噛み合った、札幌日経オープンはトゥインクルが出し切れない競馬になったことも大きいだろうと。アル共４着は良くも悪くも参考にはしづらいし、ポテンシャル面でステイヤー新興勢力３強にはパフォーマンス的に一段劣るかなとは思っているが、それでもこの馬もある程度高いレベルのモノを見せてきているので、展開が噛み合ってアルバートが包まれて出し切れない、というような状況になれば正味も見えてくるかなと。ただ、ポテンシャル面では圧倒できていないし、今年もパフォーマンスを落としていないファタモルガーナも実力的には手強いと思う。カムフィーも前半無理をせず、ある程度軽い馬場なら昨年の様に長く脚を使ってくるし追い込みの田辺というのも厄介。基本的にはアルバートより前を取って前受したいところで、アルバートが包まれて動けない展開が理想的だが。外からくる場合はしっかりとコーナーで引き上げてしまいたい。いずれにせよ能力的にはアルバート比較でとなると一段下だと思っているので、後は枠順や相手関係、人気との兼ね合いになるかな。
休み明けで臨んだ前走では、10番人気と低評価ながら2着と好走したエフティスパークル。久しぶりの競馬で、上がり最速の脚を使い、勝ち馬にクビ差まで迫ったレースは評価できる1戦だった。叩いた上積みもある今回も軸馬として信頼できる1頭だ。
式別：三連複
方式：フォーメーション
1頭目:12
2頭目:1.7
3頭目:1.3.4.5.7.11.13
組み合わせ数11点
投資金額各100円
