2017年3月7日火曜日

【金鯱賞2017の有力馬診断(前篇)】~昨年春シーズンは当初新潟記念始動予定で宝塚記念メイチ説は?…対して今年は金鯱賞は例の戦略的叩き台→大阪杯メイチ明白の藤原英ステファノス~

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【金鯱賞の有力馬診断(前篇)~昨年春シーズンは当初新潟記念始動予定で宝塚記念メイチ説は?…対して今年は金鯱賞は例の戦略的叩き台→大阪杯メイチ明白の藤原英ステファノス~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽ステファノス(川田)
一昨年秋の初戦毎日王冠は不発も、本番秋天では2着好走。
昨年秋の初戦毎日王冠は不利もあって不発も、本番秋天では3着好走。

昨年春の宝塚記念(凡走)-鳴尾記念(好走)では逆の傾向だったと思われるかも知れないが、当時は当初は新潟記念での復帰戦がズレ込んでおり、鳴尾記念の時点で約2ヶ月の乗り込みという入念過ぎる調整過程だったし、新潟記念に参戦する様な馬が宝塚記念メイチの調整をされるのもおかしな話で…。

逆に本年の場合には、金鯱賞からの始動戦というのは、モチロンすぐ先のG1大阪杯を睨んだローテであるのは確実な話である。

[前哨戦凡走→本番G1激走]を積み重ねている信頼と実績の超G1仕上げ厩舎である藤原英厩舎の、見え見えの前哨戦仕様での出走回となれば、やはり大枚を叩く場面ではないのは確か。


△ルージュバック(戸崎)
コノ馬は馬群の中での競馬を不得手にしている。
4走前エプソムCと3走前毎日王冠の連続激走は、非多頭数だったり外差し有利馬場だったりで、外追い込み策での本領発揮が容易だったという場面だった。
逆に前々走天皇賞秋と前走JCでは、続けてデムーロJに徹底マークを受けて馬群に閉じ込められる形で連続凡走。
G1ではないのでそこまでの執拗なマークを受けない可能性が高いが、あくまでも他馬からしたら潰せる隙がある馬・・・仮に上手く外差し競馬できたとしても、外有利目の馬場だったエプソムCや毎日王冠とは逆のバイアスの馬場である可能性が高い・・・絶対的な信頼を置ける馬ではない。


△ヤマカツエース(池添)
前々走金鯱賞は大外枠からの大外一気で1着。
前走有馬記念は逆に内枠からインの競馬で、もし内をもっと上手く捌けていれば3着まで肉薄できただろうラストの脚色もあった。最終コーナーでは内を突けずに外を回って、そこから内に切り返したロスが少し残念だった。

池添騎手なので外枠だとアウトの競馬になりがちだし、内枠だとインの競馬をしてくれる(池添Jは内枠で高回収率=外枠だとその逆)。

能力は間違いないと思いますが、前々走は少頭数立てと結果的に相手が手頃だったからこそ一気の追い込みが嵌まったワケで…もし今回の馬場と頭数と相手関係で当時と同じ競馬だと厳しいはずです…その当時の成功体験で同戦法をされると怖いので外枠を引くと少し心配。


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コノ馬はイン追走で集中力を喚起して、直線まで脚を溜めての一瞬の脚で勝負したいという馬。
3走前以外の近走はそれが叶わらない枠順や道悪になるなど不運続き。その3走前では物理的に差せない位置取りで、そこから一応は本来の末脚は見せた掲示板内善戦していので、まだ条件が整えば重賞級で走れる能力は維持している。
また、コノ馬はG2番長の戦績通りG2G3の軽い流れが理想で、G1でまともに底力を問われると一気に脆くなるという過去…前走G1有馬記念で負け過ぎているとしても、格下げG2に入ればパフォーマンス自体も大きく向上可能というタイプである。
1年前シーズンも秋G1連続13着からの春初戦G2で3着激走だった…内枠良馬場が絶対の前提条件になるが一変を秘めている一頭だと見る。


―スズカデヴィアス(藤岡佑)
前走白富士Sでは、翌走に中山記念2着激走するサクラアンプルールを下す勝利。
ただ、大外枠から外回しで一気に抜け出す競馬をしたサクラアンプルールに対して、コチラは戸崎J騎乗で最内枠からロスなく立ち回ってサクラアンプルールが抜け出し過ぎた所を一差しという完璧な競馬をしていたのが大きかった勝利でもある。
ただ、それはフロック視すべきなのかと言えばそうでもなさそうで、昨秋金鯱賞から横山典の後方ポツンなど脚質転換3戦目で実を結んだ形になったのがその前走で、まだ差し初心者とも言える。逃げ脚質時代にはG2路線を歩んできた馬なので、脚質転換成功で再上昇のノビシロを思えばココも引き続き警戒したい一頭…冠名スズカの中京競馬場見参なので勝負度も低くないはずですし。


―アングライフェン(藤岡康)
昨春のOP昇級後の重賞2戦は二桁着順負けだが、共に決して得意ではないだろう外回りでの瞬発力勝負で、特に中日新聞杯は12着とはいえども6着までタイム差ナシ・2着まで0.2秒差という小差の入線だった。
準OPに降級後の5走前4走前の2戦も地味なパフォーマンス止まりだったが、共に輸送で10キロ以上の馬体減あって本調子とまでは言えぬ状態での走りと思えば悪くないモノ。
3走前小倉記念は、上記の馬体重減後のローテで、2週連続で15-15程度の調教のみという問題ありそうな調教過程だった点で情状酌量できる敗戦。
今期復帰初戦では見所なく沈んだが、2戦目の前走京都記念では強敵相手に2着まで僅差5着というプチ激走を果たした。ただしそれは稍重発表以上に悪化していた馬場状態で、道悪馬場の巧拙が問われた一戦で、コノ馬の無類の道悪適性が大いに反映された結果(尚且つ他馬の自滅)だと解釈するのが妥当だろう。
ベスト条件は渋化馬場×小回りコースだろうステゴ産駒で、モチロン今回が馬場悪化ならば必ず印を打たなければならない一頭になるが、普通の開幕週の良馬場条件では重賞OP通用級のパフォーマンスを一度も見せていない馬である。


―ナスノセイカン(丸山)
僅か8か月の間に6戦4勝して一気に駆け上がってきたという、成長力溢れるハーツクライ産駒。
それは東京など左回り大箱コースでの追って追ってギアが掛かる様な直線勝負での好走続きだったが、重賞初挑戦の前走AJCCでは小回りコースも右回りコースも結構久しぶりで、その両方にやや問題があるのかコーナー部分での脚の速さで見劣って&走りがブレて後手を踏んでしまった。結果的にはそれは前掛かりの展開的には悪くなかったはずなので、鞍上が言うように「〇〇が無ければ3着(0.4秒差)までは際どかった」というのは眉唾だが…。
とりあえずは左回り大箱コース替わりはプラス材料で、ただし内有利傾向ある春開幕日の中京芝では前走時よりも外差しが辛いマイナス条件になりそうで、普通に考えれば如何にも差し遅れそう。

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