2017年5月16日火曜日

【オークス2017の有力馬診断(前篇)】~ミスパンテール[桜花賞では鉄唇1つの通常装蹄→今回フォトパドックでは鉄唇3つの特殊装蹄(サトノダイヤモンドと同じ)]から読み取れるコトは?~

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【オークスの有力馬診断(前篇)~ミスパンテール[桜花賞では鉄唇1つの通常装蹄→今回フォトパドックでは鉄唇3つの特殊装蹄(サトノダイヤモンドと同じ)]から読み取れるコトは?~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
?ミスパンテール 牝3 四位 55 栗東 昆
今回のフォトパドックの蹄を見ると、通常の装蹄ではないのが分かります。
他馬の通常やミスパンテールの桜花賞時は鉄唇が1つだったのが、今回は鉄唇が3つある蹄鉄を装着している。
こんな細かいコトはマスターベーションじゃないかと言われるのですが、実際にコレが馬券に直結する情報になる可能性は高くないのはその通り…でも、ウチの有力馬診断はそんな無駄に見える雑学情報の需要の場とも思ってるので(違ったらスミマセン)。
鉄唇(てっしん)とは蹄鉄のズレを防ぐ為の突起部です。ミスパンテールの脚元を見ると、横からの写真なのにそれが見えていると思います…つまり前方(1つ)だけではなく横方向(計3つ)にも鉄唇があるのだと。
それが一体何なのかですが、サトノダイヤモンドはダービーで同形状の蹄鉄を履いて落鉄していました…。つまり落鉄し易いのかも知れないですし、もしかしたら公になっていないとしても前走桜花賞では楽鉄も敗因の一つでその対策なのかも知れません。
image114無題gw

―カリビアンゴールド 牝3 田中勝 55 美北 小島太
まずは前走スイートピーSでの◎推奨文を参照↓
『まず前々走で水準レベルの500万下勝ち(それも前残り展開を抜けた上がり最速での差し切り)を決めている時点でここでは能力上位です。
これまでは馬を上手くコントロールできないレースが多かった分で馬柱が汚れていて、前走ニュージーランドTも外枠先行で掛かり気味で脚を残せずのワケ有り凡走で、3走前も後方ポツンからドン詰まりで完全に脚を余していますし、4走前も外差し決着にやられた凡走。
2歳10月サフラン賞以来の内枠で我慢を利かすコトができれば(1番は逃げ・2番と3番は出遅れ・4番は後方馬で嵌まり得るポジショニングも可能)…それで前々走だけ走れればチャンス十分ですので一発ならコレ。』

・・・
そのスイートピーSでは田中勝Jは決して上手く乗ったとは言えない進路取りでしたが、ただしニュージーランドTとは違って道中溜めを利かすコトができていたので十分合格点…それが成功した時点で後はどんなに下手でも外に持ち出せさえすれば来る確信はできたレースでした。
その前走は内枠馬群競馬で成功…イレ込み課題の馬だけに果たして距離延長・ハードローテ・馬体減り続けと苦しみを背負う今回もう一丁が臨めるかと言えば疑問の方が大きいです。


―ブラックスビーチ 牝3 北村宏 55 栗東 角居
まずは前走スイートピーSでの予想見解を参照↓
『前々走未勝利戦2着はHレベル戦。今年最も内有利だった日の馬場で外枠7枠から外々の競馬でダノンオブザイヤーに0.1秒差は強い内容。
前走はタフな阪神千八での平均ペース好位抜け出し競馬で、2着以下は軒並み差し追い込み馬だったコトからも負荷掛かる競馬ながらの勝ち切りで価値が高い。そして2着以下馬の各馬は軒並み土曜未勝利戦で好結果を出した…やはりレベルもそれなり以上にあったというコトも裏付けられた。』

・・・
そのスイートピーSでは、2着馬はカリビアンゴールドは上記の通りで、3着馬ムーンザムーンは距離不足だったし、4着馬5着馬の人気2頭は大外枠分のロスあったし…その上での繰り上がり的な1着だった感も否めない。
また、その前走時点でもテンションがギリギリだったとの話で、そこから短期間再度輸送競馬となるココでは厳しくなりそう。

△リスグラシュー 牝3 武豊 55 栗東 矢作
確かに『父ハーツクライ×母系スタミナ系統で、その血統イメージ通りにマイルのペースで追走して反応に渋い所を見せて、その分だけ捉えきれずという内容』からして、馬タイプ的には桜花賞組の中からオークスで最も無難に買えそうなのはコノ馬になります。
ただ、あのギリギリまで研ぎ澄まされた馬体を見ても、そして実際に調教師本人もそう明言していたので間違いないだろうが、桜花賞で最もメイチ勝負を仕掛けていたのはコノ馬だったのも事実。
そこまでマイル仕様調整をさせた後の距離二四でどうなのかと、もちろんここまで仕上げてしまってオークスでどこまでのデキで出せるのかという問題は慎重に見極めないと…。

▽レーヌミノル 牝3 池添 55 栗東 本田
かなり久々の雨の桜花賞というコトもあって、やはり例年とは少し毛色の異なる決着に…通常ならば桜花賞はディープの庭=外差し瞬発馬が絶対的優位なのだが、今年の場合にはそれと対極に位置するダイワメジャースピード持続力馬が凌ぎ切るという結果に。
基本的には桜花賞連対級馬ならば力の違いでオークスでも乗り越えられるモノですが、例年と毛色異なる適性勝負ではなかった今年の場合にはそうとも言い切れない。
上記した例年のレース質ならばそのままオークスに直結するのですが、そうではない場合には逆にオークス不適正を示す高パフォーマンスだったとも。

オークスと言えばペース的にも各馬の距離適性の面からも、中団以降のポジションで我慢できる馬に有利=先行馬受難のレースなのですが、コノ馬はそこでスピードの違いでほぼ確実に前目での競馬になる馬…前走の競馬だけでは能力絶対上とも言い切れない上にレース振り不利も目に見えている今回は苦しんでも…。

一応、厩舎陣営や前主戦の浜中Jは2歳時の時点からオークスでもと自信を見せていたくらいで、案外距離は保つ馬だとは思いますよ…でもオークスでの先行粘り込みは通常ペースでは見込み辛いです。

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前走はキャリアの浅さ故だけで片付けて良いのかは分からないが、他に決定的な問題があったのかは断定できないのですが、大外に居ただけで何もせずの大敗でした。
でも、コノ馬の能力がそんなモノではないのは、前々走を見れば誰でも分かる話。
父ダイワメジャー産駒ですが馬体的には中長距離馬の造りで、現に陣営も桜花賞前からオークスの方がチャンスあるとの見解でした…前走で膿を出し切ったとすれば何事も無かったかの様にオークス激走あっても・・・。

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