日程:2018年1月6日(日)
第67回 中山金杯(GIII) 中山芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
2017年のラジオNIKKEI賞を制して重賞初制覇、更にアルゼンチン共和国杯でも3着に健闘と力を示したセダブリランテスが中山金杯に出走予定だ。前走は2500mへの距離延長もなんのその、スワーヴリチャードには完敗したが強豪相手に3着と馬券圏内を確保した。一年の計は金杯にあり、今年はここを足掛かりにして一気にGI戦線を窺うことができるか。
個人的にはやはりタフな流れの方が合っていると思う。後半勝負に偏っても使える脚自体はそんなに長くないだろうし、質もあまり高いレベルに無いと思う。ディープブリランテの仔はイメージ的には基礎スピードもポテンシャルもそこそこ持っているがTS持続が甘い馬が多い。結果的に見ても3走前の早苗賞は低調なメンバー構成の中で目立っていなかった。中山2000は良い条件だと思うが、前走で少し底を見せたかなと思う。後はこの面子で55kgでどういう競馬になるか。
●ラジオNIKKEI賞(GIII) 1着 12頭8枠11番
福島芝2000m良 1:46.6 47.5-47.1 M
12.6 - 10.9 - 11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 11.9 - 11.6 - 11.9
まずはラジニケ賞勝ちから振り返る。ペースは平均で中盤の淀みもそこまで大きくない。後半4Fは11秒台でまとめてきていてL2最速11.6。あまり速いラップを要求されずで基礎スピードとポテンシャルのバランスが問われたと。
11番枠から五分のスタートを切って二の足で楽に2列目の外につけていくという感じ。1~2角でコントロールしながら。向こう正面でも2列目の外で進めて前2頭を見ながら3角に入っていく。3角の緩やかな地点で前2頭がじわっと加速、ここでそれを追いかけながら3頭分外。4角で先頭列に並びかけるような感じで進めてウインガニオンを目標に2番手で直線。序盤でそこからしぶとく伸びてウインガニオンに並びかける。L1でもしぶとく伸び続けて外のロードリベラルを寄せ付けずの勝利だった。
基礎スピードとポテンシャルを両面で高いレベルで持っていたなという感じ。サトノクロニクルを楽に撃破できているが恐らくこれは前半の基礎スピード面で優位に立てたことが大きいと思う。2着のウインガニオンも新潟記念で4着と古馬相手に好走しているし、同日古馬500万下の1800m戦とは明らかにレベルの違いは見せてきている。この一戦は評価できると思うが、基礎スピードと後半のポテンシャル面のバランスの良さを評価すべきかな。
●アルゼンチン共和国杯(GII) 3着 16頭1枠1番
東京芝2500m良 2:30.6(+0.6) 60.4-59.2 S^1
7.4 - 11.3 - 11.2 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 11.6 - 12.1
前走のアル共の場合は2500への延長で頑張ったけど結局この距離になると末脚の絶対量の違いを痛感したかなという感じ。悪くはないんだけど、敢えて言えばこういう展開で同タイプと思われるソールインパクトにすら決め手負けをしたという感じ。ペースは1.2でややスローだが東京2500としてはそこそこ流れた方。後半は5F勝負でそこからのL2最速なのでもう一段の脚を問われている。少なくともそれを楽々引き出してきたスワーヴリチャードとは決定的な差があったと。
1番枠から好発を切ってそこから羅気にハナ争い、そこから抑えるような感じで2列目ポケットに持ち込んで1角に入っていく形。カレンが途中で入ってきたが結局向こう正面で前2頭が離す形になるので離れた好位の内内で3角。3~4角で前にスペースがある状態をキープしつつ最内を立ち回って2列目で直線。序盤で外に誘導するのが少し遅れたが進路確保してからの脚で見劣りジリジリとしか伸びず。L1ではしぶとく粘って3着は確保したがソールインパクトに要所の脚で見劣っての3着完敗だった。
まあ直線での捌きは微妙に下手だったと思うがそれまでは上手くバランスの良い競馬ができていたと思う。それでも2500でこのペースだと各馬が余力を持って入れるし後半じわっと加速した中でL2でもう一段の脚を問われたときにここで脚を引き出せなかったということになる。瞬間的に切れる馬ではない可能性もあるし何ともだが、少なくともスワーヴリチャードにはL2で決定的な脚色の違いを見せられているのでこの距離では第2グループでも足りない、というのは感じたかな。アルバート比較だと頑張っているけど、正直この時のアルバートは58.5kgの影響かカレンミロティックやトウシンモンステラ辺りを辛うじて上回ってくるレベルのパフォーマンスしか見せられなかった。正直あまりそこは参考にしたくないし、基礎スピード・ポテンシャルともに結構持っているけどトップスピードを長く維持できないソールインパクトに見劣ったのは個人的には結構痛いかなと思う。あまり高く評価するのは良くないかも。
●早苗賞(5下) 1着 11頭5枠5番
新潟芝外1800m良 1:47.9 48.9-46.3 S^3
12.7 - 11.7 - 12.0 - 12.5 - 12.7 - 12.4 - 11.4 - 10.5 - 12.0
早苗賞はあの当時としては良かったと思うが、ここまで来たときにパフォーマンスとして高かったかといわれると微妙かなと。ペースは2.6で超スロー、そこからの3F戦で最速10.5は速いけどL1は相当落としている。少なくともスローから出し切れる競馬の中で上がり33.6というのは新潟外としては平凡。
5番枠から五分のスタート、そこからじわっと取り付いて2列目で進めていく。そこから単騎逃げ馬から離れた位置、こちらもポジションを下げて3列目での競馬となる。3~4角でも3列目の真ん中で進めて4角でも進路が無い状況から3列目で直線。ただ序盤で前ががっぽり空いたのでそこを突いてスッと反応、L2の最速地点ではきっちりと伸びて抜け出す。L1では甘くなったがそれでも後続も伸び切れずの完勝だった。
結果的にペースが上がった中で結果が出てきたが、適性的にトップスピード戦が合っているかといわれるとこの一戦では微妙なんじゃないかと。2着ドンリッジは勝負になっていないし、上位の面々を見てもかなり貧弱だろうと。まあ中山金杯の適性的にはあまり関係ないと思うが、個人的にはこの馬は中距離で前後半のバランスを問われる、トップスピード戦にならない方が良いんだろうと思っている。要所での動きは良かったしギアチェンジ自体はあると思うがそれもレベル的に微妙ではあったので判断が難しい。
●2018中山金杯に向けての展望
確かに開け4歳世代はレベルが高いというのは今は完全に定着していると思うが、2つほど共通点があって、一つは牡馬クラシック路線を最低でもそこそこには走ってきた馬(レイデオロ、スワーヴ、ペルシアン、ウインブライト)もう一つはマイル路線で走ってきた馬(サングレーザー、アエロリット、レッドアンシェル)。ラジニケ賞自体も悪くはないし、2着ウインガニオンも新潟記念で好走したが、新潟記念のレベル自体は比較的低い方。アル共の好走で更に評価を上げる形になったと思うが、好走といっても結構恵まれた中でソールインパクトに完敗、というのは事実としてはある。ラジニケ賞は前半のペースがそこそこ速くて平均の中で前目で基礎スピードを活かした形なので、2500は長かった、2000への短縮はプラスだと思う。ただし、スローに振れてしまうと後半のポテンシャルでは強敵が多い。また高いレベルで戦ってきているという点ではダイワキャグニーは手強い存在(馬場適性の幅ではこちらに分があると思うが)。中山金杯は顕著にスローになることも多いレースなので、そうなった時に速い脚を問われて甘くなるというリスクは小さくないかなと。内内で上手く立ち回って結果を出してきているし、ラジニケ賞は3頭分外からしっかりと捻じ伏せている。その辺りの立ち回りの幅は広いし信頼度はそこそこ高いと思うが、少なくとも1秒前後のスローまでで流れてほしいなという認識。中山2000適性は高いと思うが、このメンバー構成で1番人気となるとそこは過剰評価かなという感じ。能力的にはそこまで高いレベルには無いと思っている。特に今回はミラノがいるので、ルージュバックみたいに出し切った時の破壊力が高い馬にやられるリスクは大きくなるかな。とりあえず連下~3着ヒモで考えておく。
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うまコラボ:3月18日(土)的中率結果
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単勝:75% 複勝:100% 馬連:58.3%
ワイド:83.3% 三連複:37.5%
三連単37.5%
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うまコラボ:3月12日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 三連複:29.2%
三連単41.7%
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うまコラボ:3月11日(土)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:100% 馬連:54.2%
ワイド:83.3% 三連複:37.5%
三連単37.5%
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