2019年1月29日火曜日

【東京新聞杯2019の有力馬診断(前篇)】/【パフォーマンスレベル(PL)とプロファイリングポイント(PP)の概要】

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【用語説明:パフォーマンスレベル(PL)とプロファイリングポイント(PP)の概要】
https://twitter.com/jou_syou/status/1089816041201389568
●パフォーマンスレベル(PL)=過去レースの相手関係(持ちPL)をベースに、ペース・展開・トラックバイアスを重視したレース映像精査からの横の比較で算出の能力指数(時計は軽視)

●プロファイリングポイント(PP)=各馬それぞれ固有の好走凡走を分け隔てる(パフォを左右する)最たるポイント・ファクター

※何故PPなのか?
極論ですが…例えば根岸Sケイアイノーテックの敗因は何かと聞かれれば大多数の人はダート適性が無かったせいと答えるはずです。展開や血統や調教や距離コース適性や季節適性なり多くのファクターがある中でも、結局は“突出している一つのファクター(問題)”で片付けるはずです。
これは極例に聞こえるかも知れませんが、でも実際問題では陣営サイド含めて「中山コースが合わなかった」「揉まれて何もできなかった」「この季節は状態が上がらない」などと、各馬にとっての固有事情と当該回状況との不一致が最も語られるコトになっています。
それならば予想段階でも、その馬にとって最重点となるファクターによって、上げ下げを考えるのが合理的だろうという視点です。

※良い所取りの真意/ブレることは悪なのか?
“良い所取り”との指摘については…その通りです。その“良い所”という最たる長所(短所)こそ重点的に見るべきですので。

“都合が良い”“何でも有り”との指摘については…それは違います。私自身にとって都合の良い当て嵌めではなく、各馬にとっての最も相応しい当て嵌めです。

“ブレまくり”との指摘については…各馬のPPは一定(固定)というのが理想で、実際に5歳以上のキャリアある馬だと実際にも大凡そうなっているのが事実です。
ですが、キャリアの浅い馬だとそれを早々に見定めるのは至難なので、見解変遷・PP見直しは当然出てきます。

また、騎手にしても馬にしても生き物ですので時と共に変わり行くモノですし、もっと言えば競馬自体も同様です。例えば藤田菜七子Jの騎乗は1年前と今とでは大違いですし、ハービンジャーの産駒傾向も初年度と今とでは大違いですし、中山芝千二コース上級戦のペース傾向も年々Hペース化していますし。

ブレないというのは褒められるコトかも知れませんが、それ以上にブレるというか常に新時代に適応すべく・真理に近付くべく研究の上での変化はもっと大事だと考えています。

【東京新聞杯の有力馬診断(前篇)】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽グァンチャーレ牡7○○56北出(栗東)
《PP:内枠〇・京都〇・雨〇》
まずは3走前スワンS時の有力馬診断見解を参照↓
『京都巧者で好走歴は内を立ち回った時に集中という馬。
5走前洛陽Sでは外枠外回し競馬で好走しているが、過去戦績を振り返ると雨馬場時にはその限りでは無いレース振りでも好結果出ているので、つまりは雨馬場はプラスになるタイプなのだろう(今週末は雨の可能性も半々)。

3走前4走前は阪神コースで連続好走しているが、これは偏に地力強化の賜物と言って良いだろう。

前々走マイラーズCは内有利馬場且つHペース展開で、また内枠が好きなコノ馬の特性的にも三重苦だった大外枠外目Hペース先行競馬での6着…これは十分に強い競馬をしていたと言って良いはずです。

高速上がりが問われない今の京都芝も歓迎で、あとは一雨あって非外枠さえ引ければ本命最有力候補。』

・・・
そのスワンSでは京都+雨馬場+内枠という好材料コンボ揃いで◎推奨、その次走キャピタルSでも内枠と能力評価で◎推奨、そのまた次走京都金杯でも内枠と京都で◎推奨…3連続本命でした。

その前走は4人6着不的中…巷では直線詰まりが槍玉に挙げられていますが、本来は脚を溜めて溜めての競馬をしたい馬なので、追い出しが遅れたコト自体はそんなに悪い方向に転ばない馬ですので、敗因としては単純に能力面と正月変則開催での大幅馬体増が挙げられます。

今回は件の好走3要件の内、現時点で2つは揃わないという局面ですので…あとは外枠でも引けば今回はグァンチャーレの番ではないと見て消し、内枠ならばせいぜい押さえ程度。


―ゴールドサーベラス牡7大野56清水英(美浦)
《PP:中山コースオンリー》
条件戦時代には中山コースでは4連続好走で、その他のコースではオール凡走という中山巧者戦績…父スクリーンヒーロー(父父グラスワンダー)からもそれは納得できる話です。

OP昇級後も初戦ダービー卿CT(中山)6着善戦で、その後の東京等でパフォーマンスを落として、そして京成杯AH(中山)でパフォーマンス更新して、そしてまたも非中山コースでパフォーマンスを落としたという近2走という経緯です。

中山限定でのOP特別レベルの馬で、東京の重賞では到底足りません。


▽ショウナンアンセム牡6ミナリク56田中剛(美浦)
《PP:逃げオンリー》

先週も芝では6鞍騎乗して唯一好走は逃げ戦法…先週マーフィーJについての当方説は打ち破られてしまいましたが、ミナリクJについての“位置取りゲーム以外用無し説”はその後も非常に有効です。

ショウナンアンセムは主に折り合い面の課題から、近走はスンナリ逃げの形でないと力を発揮できていない経緯。そういう意味ではミナリクJでも出番と言えるかも知れません。

前々走キャピタルSはスローペース逃げ競馬で4着健闘、前走ニューイヤーSは逃げられずの競馬で自滅。
ココも余程楽に単騎逃げに持ち込められれば善戦級で、そうでない場合には鞍上含めて即終戦にも。


△インディチャンプ牡4福永56音無(栗東)
母母トキオリアリティーで、この母系はほぼ短距離~マイラーを輩出する血統。コノ馬も父ステイゴールドながらも距離千四デビューさせた通り、当初から短距離指向馬との見立てがされていた。

デビュー3戦目の毎日杯参戦は中距離への挑戦との意図で、結果的には折り合いの難しさも見せて、そして最後まで伸びきれなかった辺りは距離の壁を感じさせる3着だった。

4戦目アーリントンCは距離短縮マイルで巻き返しを図るも、NHKマイルC出走への賞金上積みを逃す4着止まり。それにしてもこの速いペースを前で競馬しても尚直線でも馬の反応が速過ぎて早々先頭に立ってしまうのは、正に有り余るスピード保有の証。
これは距離マイル未満や小回りコースでは武器になり得るモノですが、外回りマイル戦では脚の使い所の難しさとして現れます。

その後は条件戦で力を違いを見せ付けての再びの重賞挑戦となりますが、東京マイル戦となるとやや走力過剰のイメージ…ここでも当然通用する馬でしょうが、勝ち切らせる為には難易度高い騎乗が求められそう。

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出走レースを選り好みできる条件クラス馬の立場だった時には東京中京ばかりの出走で、そうは言ってられぬ立場となりキャリア初の中山(小回り急坂コース)出走となったのが前走ターコイズSでした…結果的にも小回りコース対応に難があり、不器用な競馬になった分も響いた敗戦内容でした。
東京系コースで抜群の上級クラス実績を持つ血統馬だけに見え見えでしょうが、この大箱コース替わりならば前進必至と見ます。
Hレベル4歳牡馬勢を除けばコノ馬を最も買いたいのですが、その壁が少し厚そうな分でどうか…だけです。

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