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【アメリカJCCの有力馬診断(後篇)~近1年内の国内出走全戦(大阪・宝塚・オールカマー・チャレンジ)で詰まりなどスムーズさ欠いて脚余し敗戦という屈指の鈍臭OP馬ダンビュライト~】
※印は[★激走候補~△やや有力~▽やや軽視~―無印」を表します
▽シャケトラ牡6戸崎56角居(栗東)
4歳初に日経新春杯2着・日経賞1着した時には大いに将来を嘱望されましたが、こういう大器こそ気性面だったり体質面だったりで難しさも抱えているというのはよくある話で。
その後の4歳春G1戦線では気難しさを出して好勝負できず、4歳秋G1三連戦では結局太目残り解消できずに重たいレース振り続きでの連敗。
今回は昨年春に発症した左第3中手骨々折からの長期休み明け初戦。
4歳秋の一連のレース振りを見る限りでは、故障明け且つ冬場長欠明けでそこまで仕上げてくるはずがない局面では手が出し辛くて…鞍上戸崎J起用というのもその表れだろう。
―アクションスター牡9大野56和田勇(美浦)
OP特別よりも分不相応にG2G1に使われるコトが多いが、それはOP特別でも勝負にならないからという逆説的な話だろう…15年から新設された特別出走奨励金がほぼ無条件で交付されるG2G1に出た方が、OP特別で頑張って上の着順を目指すよりも結果稼げる期待値が高いと陣営内で位置付けられる程度の馬だというコト。
ココも奨励金対象G2競走で、尚且つ11頭立て(1頭抜かせば着賞金ゲット)という賞金が得られ易いレース選択という意図のみの参戦だろう。
△サクラアンプルール牡8蛯名56金成(美浦)
🏇キムラヨウヘイ/考えるヒント(競馬)@jou_syouコノ馬については毎度書いています様に、主に短い直線コース・小回りコースでこそ生きる一瞬の脚が身上という馬…ぬるま湯レースで一瞬の脚を使ってこそ本領発揮という馬です。【★サクラアンプルール】
2018/12/11 15:46:40
一瞬の脚が身上という馬で、ぬるま湯ペース且つ直線短コースが理想的なシチュエーション
●小回りコース且つ後傾度強ラップ戦[1-2-1-1]
●それ以外[0-1-0-6]
前者での唯一の凡走は致命的不利受けた… https://t.co/bNo8BiwRcY
OP昇級後では実際に小回りコース且つ後傾度強ラップ戦[1-2-1-1]で、それ以外[0-1-0-7]となっています。
前走有馬記念は近年よりも大幅に持続力が問われるレースとなり、それはつまりサクラアンプルールの適性とは大きくズレるレースに…それで得意小回りコースでも前傾ラップ戦となった分で脚が続かずの掲示板外止まりとなった形でした。
昨秋の果敢G1連続挑戦は共に実らずの結果とはなりましたが、それでも秋天でも有馬でも運悪く向かない方のレースとなった中でもキチンと一瞬脚は見せられていますので…あとはレースの流れが自身適性にさえ噛み合いさえすれば、いつでも巻き返し可能性の期待は当然懸けられてきます。
今回の少頭数立て中山2200コース条件というのは一見チャンスなのですが、Hペース番手競馬をしたいジェネラーレウーノの存在は大いに厄介で…そのペース次第での一発の魅力は有。
―ミライヘノツバサ牡6北村宏56伊藤大(美浦)
長期休養前にはHレベル重賞で連続好走していた馬。地力上位であるのはそうとして、今となっても走れる態勢にあるか否かが重要でしょうが…復帰後2戦と今回でも相変わらず坂路&プールの非コース追いオンリーのワケ有り感が窺える調教過程ではポジティブなジャッジは下せません。
△ダンビュライト牡5北村友57音無(栗東)
まずは前々走オールカマー時の有力馬診断を参照↓
『3走前大阪杯はコーナーでスムーズさを欠いたのが地味に大きな不利で、2走前香港は馬体減で走れる態勢でなかったのが全て。
前走宝塚記念は距離延長と武豊起用でまともならばと思いましたが、その大阪杯のデジャブの様なコーナーで包まれる形から直線追い切れずという不完全燃焼凡走に…それが無ければ或いはという脚は見せていませんが、こういう小不利が大きく響くタイプだけに結果は結構違ったかも知れません。』
・・・
そういうタイプであるコトは鞍上も百も承知なのですが、逆に言えば他馬鞍上も百も承知というコトです…それでか国内では4戦連続(大阪杯・宝塚記念・オールカマー・チャレンジC)で不本意な窮屈に脚余す騎乗での敗戦続きになっています。
同舞台条件の前々走オールカマーでもスムーズに脚を伸ばせる形だったならばここまでの着差は開かなかったはずですが、それに陥ってしまう辺りは馬の問題も多分にあります。
そうは言っても…昨年勝利したAJCC舞台条件で、前と後でバラけそうなメンバー構成戦で、この少頭数立てならば…本当にソロソロ満足な競馬ができなきゃおかしい位の条件です。
あとは外目の枠順を引いてくれれば久々の本領発揮…馬券内好走くらいはできそうですが(去年は鞍上デムーロで相当恵まれる競馬での1着なので、これが本領発揮でも勝ち負けとまでの個体高評価はしていません)。
△フィエールマン牡4ルメール57手塚(美浦)
Hレベル現4歳世代牡馬で、キチンと一線級路線で結果を残していたフィエールマン。
先週日経新春杯では該当2頭(グローリーヴェイズ・メイショウテッコン)で明暗分かれましたが、メイショウテッコンみたいな自分との戦い馬は世代レベル云々・能力云々で推し量れませんので…そういう意味ではグローリーヴェイズタイプのフィエールマンはそりゃ無難な好走結果が濃厚でしょう。
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前走時の有力馬診断では『これまで逃げた5戦では全勝で、非逃げだった6戦では全敗という非常に分かり易い戦績』と書きましたが、結果は1着ではなく2着でしたが、その明確傾向が引き継がれたと言って良いと思います。
その前の2走前函館記念では雨馬場も向かなかったとの話で全く逃げに持ち込む勢いなくそのまま沈む大敗。3走前鳴尾記念は内有利馬場の前残りペースと、そして武豊という強力な逃げアシストも…となれば勝てて当然と言うレースになっていました。
今回は元逃げ馬マイネルミラノが非積極策宣言をしており、唯一同型と呼べるジェネラーレウーノも番手競馬が理想という馬です。
つまりは過去6戦6連対の逃げの形が濃厚で…となれば要警戒せねばならぬ一頭と見ます。
前走も長欠明け初戦での激走…そういう気の強いタイプなので休み明けから問題なく走れる気質の馬です(逆に連戦ローテの方に難がある馬です)。
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