続いて、キーンランドC出走馬の追い切り診断。
ウキヨノカゼは少し硬い走り。それでもこの馬なりには体を使っていると思うし、こういう硬い走りだからこそ短い距離も合っているんじゃないかな。
エポワスも走りが硬いし、前駆だけで走っているような感じ。こういう走りだからこそ、短距離の洋芝はピッタリなんだろうね。使い込んではいるけど、状態面に関しては引き続き順調だと思うよ。
オメガヴェンデッタは、体を使って気分良く走っている。至って順調だね。あとはこのメンバーに入っての力関係だけでしょう。
クールホタルビは力強さが全くない。イマイチだね。
サクラアドニスは、体は使っているんだけどユッタリした感じが全くない。
サトノタイガーは前駆だけで走っている感じ。力強さはあるから、洋芝ならこなせるかもしれないけど…。
スギノエンデバーは相変わらず調教の走りがいい。いい意味で順調そのものだよ。これで結果が出ないのが不思議なくらい。前走(UHB賞6着)みたいに、ある程度の位置で運ぶと脚が溜まらないみたいだから、終い勝負に徹してジックリ行った方がいいのかもしれないね。
タガノアザガルは走りに力強さがないし、バランスも悪い。
ティーハーフは、4コーナーまではそうでもなかったけど、直線に向いてゴーサインを出してからの体の使いが良かった。前回(函館スプリントS1着)の時のような重さはなかったから、この馬なりに良くなっているんじゃないかな。
トーホウアマポーラは気分良く走っているし、追ってからの反応もいい。前回(CBC賞7着)は馬場の影響もあったと思うから、良馬場で変わり身に期待したいね。
ネオウィズダムは体を使っていたし、追ってからの反応も良かった。あとは力関係だけだね。
マジンプロスパーは体の使いが良かったし、前回に比べて追ってからの反応が良くなっている。前回(函館スプリントS6着)よりも良くなっているんじゃないかな。
レッドオーヴァルは、体の使いは良かったけど追ってからの反応がイマイチ。ゴール前でステッキが入ってから、グッとくるところがないんだよね。
レンイングランドは、体は使っているんだけど追ってからの反応や伸びがイマイチ。
ローブティサージュは体の使いも良かったし、追ってからの反応もいい。全体的にしっかりした走りをしていたね。いい意味で順調そのもの。あとはもう乗り方ひとつじゃないかな。
ペイシャオブローの動きは見ることができなかった。
一番良く見えたのがローブティサージュ。いい方に変わっているのがティーハーフ、マジンプロスパー、オメガヴェンデッタ。いい意味で順調なのがスギノエンデバー、トーホウアマポーラに、洋芝が合っているエポワス。挙げるとすればここまでだね。
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