2015 2/22(日) フェブラリーS(GI) 東京ダ1600m
出走予定・登録馬一覧
アドマイヤサガス 57.0 アドマイヤロイヤル 57.0 インカンテーション 57.0 エアハリファ 57.0 カゼノコ 57.0 キョウエイアシュラ 57.0 キョウワダッフィー 57.0 グレープブランデー 57.0 コパノリッキー 57.0 コーリンベリー 55.0 ゴールスキー 57.0 サトノタイガー 57.0 サンビスタ 55.0 シルクフォーチュン 57.0 ハッピースプリント 57.0 ベストウォーリア 57.0 ベルゲンクライ 57.0 レッドアルヴィス 57.0 ローマンレジェンド 57.0 ワイドバッハ 57.0 ワンダーアキュート 57.0
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昨年の武蔵野Sで強烈な末脚を引き出し一躍マイル路線のトップクラスに名乗りを上げたのがワイドバッハ。前走はライバルのエアハリファに粘り切られたが、そのエアハリファを強い競馬で破ったのが東京マイルの武蔵野Sだ。今回はその条件に戻って持ち味の末脚を存分に引き出し切りたいところ。展開に恵まれる必要はあるが、秘めたるポテンシャルはこのメンバーでも随一だ。開花までには時間がかかったが、大舞台でその鬱憤を存分にぶつけたい。
とりあえず、昨年の武蔵野Sは非常に強かった。ペース的には46.0-49.2と明らかに超ハイペースの流れ。11.8 - 12.1 - 12.2 - 12.0 - 12.9と12秒前後を連続させほとんど淀みない流れからL1はかなり落ち込むポテンシャル勝負といっていいだろう。この流れでスタートそのものは悪くないながらも溜めてほぼ最後方でという形。ハイペースながら団子気味の競馬で、3~4角では単独最後方で内を立ち回りながら直線で外に出す。そこからはどの地点でも一頭違う脚を使ってポジションを押し上げると、最後までその脚を鈍らせずに先に抜け出していたエアハリファをしっかりと捕える強い競馬だった。ポテンシャルを引き出し切る競馬で完勝できたというのは大きいし、やはりペースそのものが上がったことで良さが出てきたかなという印象だ。時計的価値も高いレースだが、改めてみると淀みない流れの中で団子状態だったし、3~4角ではそれほど馬群が離れていない中で単独の最後方、最内を立ち回れたという面も考える必要がある。かなりうまく乗られたという面も意識しておきながら、脚を引き出し切った時のポテンシャルの非凡さは当然評価したいというところ。
チャンピオンズCでもしっかりと見せ場を作ることができたというのは個人的には好印象だ。レースの流れとしては50.4-48.7と2秒近い明確なスロー。11.9 - 12.2 - 12.4 - 11.7 - 12.4とスローから3角手前でペースが上がりそうで上がらず、L2最速戦で仕掛けが結果的に遅かったという流れ。ここでもほぼ最後方からの競馬になったが、3~4角で武蔵野Sと同じようにインで立ち回りながら出口で大外という流れは同じ。ただ加速する流れではあり、ここでやはり伸び切れない。L1でようやくエンジンがかかったか最後は強烈な脚を駆使してワープしたかのごとく掲示板争いまで食い込んできた。仕掛けそのものが早ければという内容だったが、12.4-11.7で直線の上り坂ということを考えると、やはりそういったギアチェンジ面での良さは見られないかなという判断にはなる。コーナーで内目を立ち回ったとはいえ仕掛けられていたししっかりと前を向いて直線に入れたところからも、それでも入りでは見劣ったように器用さやトップスピードの質という観点ではやはり微妙。それでもエンジンがかかってからの持続力はGI級というのは見せられたと思うし、この一戦はワイドバッハの新たな一面を見せたと思う。
前走の根岸Sでは東京1400m戦で、重馬場だったが想定以上に時計がかかった印象ではある。ペースは35.3-35.8と平均ペースの流れで12.3 - 11.9 - 11.9 - 12.0と後半若干加速しつつL1まで落とさないというラップ推移。やや出負けぐらいだが最後方近くからの競馬でいつも通りそう影響はない。ペースもそこまでは上がらなかったが決して緩いというほどではない中で3~4角では内を立ち回って直線で外も同じ。ただ武蔵野Sに比べると前を向くタイミングが少し遅れたことと、12.3-11.9と加速ラップということもあってやや反応が鈍い。それでもそこからL2では明確に伸びを見せると最期は2列目を呑み込んで単独2着は確保したがエアハリファを捕えるまではいかなかった。ペース的にはもうちょっと上がってくれた方が良かったし、ラップ的に見ても武蔵野Sと比べれば明らかにL1が落ちていない。この流れでも何とか突っ込んできた辺りにこの馬の成長を感じ取ることができるだろう。
本質的にはポテンシャルタイプなのは間違いないが、ある程度のトップスピードの質を持っているという点で安定してきているといえる。ただ、ペースに関わらず、エンジンの掛かりに少し不安がある馬なのはチャンピオンズCや前走の根岸Sでも見せていて、この辺りが課題にはなってくるだろう。芝スタートの1400m戦では基礎スピードの差で押し切られて負けることが多かったし、武蔵野Sでハイペースをしっかりと差し切れているように、1400よりマイルが合っているのは間違いないと思う。東京1400だとダートスタートでペースが上がりにくい分、この馬の持ち味であるトップスピードに乗ってからの持続力で差し込めるという印象。ただ東京1400は基本的に大きく緩まない代わりにペースもそんなに上がらないので脚は引き出しやすくても届かない傾向が強い。エルコンMで鮮やかに差し切ったのもハイペースからの11.2 - 11.8 - 12.0 - 12.4 - 12.4と減速ラップだったことも大きいといえる。その点で今回ポイントとなるのはやはり流れだろう。基本的には単調な競馬の方が合っているのは間違いないので昨年のように前が主導権を握って中弛みの競馬になってしまうと内にいては勝負にならないだろうし、外から押し上げてもチャンピオンズCの内容を考えればトップスピードに乗せるまでに出し抜かれてしまってL1強襲はできたとしてもコパノリッキー相手に食い込めるとは到底思わない。強いことは強いが、基本的には前を向いて脚を出し切りたいタイプでかつできるだけ緩まずにワンペースの展開が望ましい。仮に昨年のような展開になった場合、外枠は必須でそれでいて外から押し上げていけるかどうかがポイントになる。コパノリッキーが作る流れになれば昨年のような展開も考えなくてはいけない。いずれにせよ3~4角でブレーキを踏むような競馬になるとこの馬にとっては良いことは全くないし、そういう展開になると強敵が非常に多いので厳しい戦いになる。ハイペースで流れればチャンスは大いにあるし、そこで最後までばてずに伸びてくるポテンシャルはメンバー中最上位だと思っている。展開次第の面が強いが、嵌れば主役候補筆頭だ。
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木曜日公開のプレミアムインフォメーション「今週の調教特選馬」 でコパノリッキー を注目馬として取りあげていた。
◆Point2 能力比較
新しくなった中京コースは直線が長く、しかも坂がある。以前のローカル小回りといった印象はなく、純粋にその馬の能力が問われる ことになる。
その点を重視すると、左回りコースのダート重賞を勝っているのは
04インカンテーション(G3 レパードS)
06コパノリッキー(G1 フェブラリーS)
この2頭がまず浮上。
その他では、同舞台で行われた
2014チャンピオンズC2着馬08ナムラビクター
2014東海S2着馬13グランドシチー
この2頭も好走期待馬。
◆Point3 オッズ分析
前日夜段階の「オッズ分析」の好走期待馬として
06コパノリッキー(当日6時段階で大量投票を確認済)
13グランドシチー(前日24時と当日7時段階で大量投票を確認済)
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