今年一年お疲れ様でした(^^)
来年も頑張りましょう
それでは皆さん
よいお年を(^^)/
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日程:2018年1月6日(日)
第67回 中山金杯(GIII) 中山芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
3歳クラシック戦線ではスプリングステークスを制し、秋には福島記念を先行策からしぶとく粘って重賞2勝目を果たしたウインブライトが中山金杯に出走予定だ。なかなかクラシック本線では結果が出なかったが、それでも秋にようやく力の証明を成し遂げた。府中の上がり勝負よりは中山の方が良いはず、2018年こそ名前の通り輝かしい一年とすることができるか。
結局はポテンシャル戦の方が良いというのは間違いないと思う。福島記念のレベルが微妙かなと思うところもあるし、今回はなかなか骨っぽい相手も多い。その中で前走のような先行策が打てるかどうか。良い位置から長く脚を使ってこれれば面白い存在だ。
●福島記念(GIII) 1着 15頭2枠3番
福島芝内2000m良 2:00.2 61.6-58.6 S^3
12.5 - 11.9 - 11.7 - 12.8 - 12.7 - 11.4 - 11.6 - 11.6 - 11.5 - 12.5
まずは前走の福島記念を見ておきたい。この時のペースは3秒で超スロー、ラップ推移的に見るとL5の向こう正面の段階で速いラップを刻む超絶早仕掛け、いわゆる『ミラノの競馬』である。出し切った方が良いタイプが強いパターンになった。
3番枠からゲートは五分という程度だがそこから促して二の足は悪くなく結構楽に2列目のポケットを確保する。そこからはスローということもあって少し折り合い面で苦労していた感はあるが前に壁を置いて我慢し1角の下りで掛かるのをコントロール、2角辺りで外に持ち出す。向こう正面でマイネルミラノが行ったのでペースあップの流れを2列目の外から3角に入っていく。緩やかな3角地点で4頭分外から馬なりで取り付く。4角で2番手に押し上げながら直線。序盤でしぶとく伸びて先頭に立つと、流石にL1はしんどくなってヒストリカル、スズカデヴィアスに決定的な伸びを見せられるが何とか踏ん張って勝利をものにした。
結構強い競馬といっていい。3~4角では4頭分ぐらいのロスがあったし、向こう正面最速とはいえ3~4角でも11秒半ばを連続して入っているのでここでのロスは結構響いているはず。コーナー地点で速いラップを連続しながら最後まで踏ん張れるポテンシャル面の高さを見せてきたなという感じ。この辺りは正統派のステイゴールド産駒らしい感じで、スプリングSで見せていた素質の高さをここでようやく見せられた。前半ゆったりからの5Fのロンスパなので比較的ステイヤー色が問われた中で結果を出せたのも良い材料だが、相手関係は結構楽だったと思うので今回のメンツでここまで強気の競馬で勝てるかどうか。
●皐月賞(GI) 8着 18頭8枠17番
中山芝内2000m良 1:58.3(+0.5) 59.0-58.8 M
12.1 - 10.8 - 12.2 - 11.7 - 12.2 - 12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7
元々の期待が高かった馬なので個人的には皐月賞8着というのは残念なんだが、今振り返ると決して悪くはない。超高速馬場でペースは平均ペース。ラップ推移的には中盤少し緩んで、3~4角で外からファンディーナが動いたところでペースが上がって仕掛けのタイミングは速かった。
17番枠からやや出負けして後方からの競馬、クリンチャーの後ろぐらいで進めながら1角でコントロールしてダンビュライトの後ろぐらいで落ち着く。向こう正面でもダンビュライトの後ろで折り合わせようとするが少し掛かり気味で我慢しながら外々で3角。3角からじわっと仕掛けてダンビュライトの外に並びかけていく、4角最速地点でかなり外を回す羽目になってここで少し置かれて好位列で直線。序盤でそこからジリジリと伸び切れず、L1でもばててはいないが伸び切れずの8着完敗だった。
まあもちろんクラシックで期待していた馬なのでこの8着で個人的には結構ショックはあったんだけど(ファンディーナにもっと期待していたからそっちが大きすぎてあれだけど)、今見た時にそんなに悪くはない。全体のペースが速い中で大外枠から出負けからリカバー気味で掛かりながら、3~4角でダンビュライトの外から勝ちに行く形で内を我慢した馬が上位なので少なくともこの時点ではレイデオロやスワーヴリチャードとはそんなに差はなかったと思うし、距離自体も延びた方が良いだろうというのもあるので。スワーヴリチャードなんかはここでロスを小さく進めながらも甘かったし、それでも距離延長で結果を出してきた馬が多いというのは個人的には今後の希望にはなると思う。というかダンビュライトはこういう競馬で世代屈指に強いと思うんだよなあ…。なんだかんだ言って結構速いラップを4角以降で問われていた中でそこで大外から押し上げなきゃいけなかったのが辛かった感じはある。
●毎日王冠(GII) 10着 12頭8枠11番
東京芝1800m良 1:45.6(+0.6) 47.8-45.6 S^2
12.8 - 11.0 - 11.8 - 12.2 - 12.2 - 12.1 - 11.1 - 10.7 - 11.7
毎日王冠もダービーもだが、極端に速いラップを要求されるとダメ、というのは感じるところかな。ペースは2.2でかなりのスロー、ラップ推移的に見ても3~4角では12秒台で直線に入って半ばのL2で最速10.7と極端に速いラップを要求されてしまっていると。明らかにキレ負けを喫していた。
11番枠から好発を切っての先行策、そこから無理せずにじわっと控えて好位で進めていく。道中は2列目の後ろから最終的に上手くダイワキャグニーの後ろで2列目の中で入る。3~4角でも2rつ目の中で前にスペースを置きながら4角でも内目で我慢して出口で外と理想的な運び方からスッと手前を換えて直線。序盤で追い出されるがイマイチ伸びず、上り坂の付近の最速地点で明らかに置かれる。そこからL1では離されずに食らいついてはいたが10着完敗だった。
明らかに坂の地点で速いラップを問われたときに苦しそうだった。10.7と極端に速いラップを問われていたし、この馬としてもそこまで速い地点ではそもそもこれまでの実績的にも動けていなかったので質的に足りなかったんだと思う。力自体は福島記念で強い勝ち方ができているわけで足りるとまではいわないがここまで惨敗するはずはない。これまでのこの馬のパフォーマンスから考えてもトップスピード戦で適性的に足りなかったとみる方が自然だろう。
●2018中山金杯に向けての展望
ひとまずいえるのはトップスピード戦がダメでポテンシャル戦での性能の高さは結構良いものを持っている。どちらかというとステイヤー色が強いかなと思っていて皐月賞でも結構流れてそこで脚を使った面とコーナーで速い脚を問われて速度的に苦しくなったかな?という感覚。その点でも本質的には時計がかかる馬場の方が良いんだろうと。紛れのないポテンシャル戦だった福島記念で強かったし、今回も同様に同じマイネル・ウイン軍団からマイネルミラノのアシストがあると思うので、ミラノの仕掛けにミラノの後ろぐらいで進めて3~4角で福島記念ほど外を回さない状況ならば当然面白い。またここ2走はゲートも良くなってきているのでこの辺りも良い材料か。まともならカデナは結構厄介だと思うけど、春の出来にあるかどうかはカデナはちょっと読めない。またセダブリランテスは後半勝負にシフトするとまだ微妙だと思うし、ダイワキャグニーはこの馬とは逆でトップスピード戦には強いが右回りでのポテンシャル戦への適性は微妙な面もある。有力馬にそこそこ不安があるし、ミラノが動いていく流れについていってポテンシャルで捻じ伏せるという競馬ができればチャンスは再度あるだろうと。後は急に高速馬場になってL2最速11秒前後とかそういった感じにならなければ。
今年からGIとなったホープフルSを制したのはハーツクライ産駒のタイムフライヤーでした。前身レースのラジオNIKKEI杯2歳Sを制した同産駒ワンアンドオンリーはその後ダービー馬となっていますし、昨年のレイデオロに続き2年連続でダービー馬輩出なるかも注目ですね。そして東京大賞典ではコパノリッキーがGI最多勝の新記録を打ち立てての有終の美を飾りました。それにしても年間30~40頭の生産規模でキタサンブラック、コパノリッキーと2頭のチャンピオンホースを立て続けに生産したヤナガワ牧場はすごいの一言。今後非社台系のトップブリーダーとなっていくでしょうか。
今年一年間の競馬がすべて終わりました。これにて今年の更新は終了となります。年明けはリーディングサイアー関連の記事を更新して、いよいよ新種牡馬辞典'18シリーズへと移っていきますので、来年も変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。それではよいお年を。 続きを読む
日程:2018年1月6日(日)
第67回 中山金杯(GIII) 中山芝内2000m
予想用・出走予定馬一覧
2017年のラジオNIKKEI賞を制して重賞初制覇、更にアルゼンチン共和国杯でも3着に健闘と力を示したセダブリランテスが中山金杯に出走予定だ。前走は2500mへの距離延長もなんのその、スワーヴリチャードには完敗したが強豪相手に3着と馬券圏内を確保した。一年の計は金杯にあり、今年はここを足掛かりにして一気にGI戦線を窺うことができるか。
個人的にはやはりタフな流れの方が合っていると思う。後半勝負に偏っても使える脚自体はそんなに長くないだろうし、質もあまり高いレベルに無いと思う。ディープブリランテの仔はイメージ的には基礎スピードもポテンシャルもそこそこ持っているがTS持続が甘い馬が多い。結果的に見ても3走前の早苗賞は低調なメンバー構成の中で目立っていなかった。中山2000は良い条件だと思うが、前走で少し底を見せたかなと思う。後はこの面子で55kgでどういう競馬になるか。
●ラジオNIKKEI賞(GIII) 1着 12頭8枠11番
福島芝2000m良 1:46.6 47.5-47.1 M
12.6 - 10.9 - 11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.7 - 11.9 - 11.6 - 11.9
まずはラジニケ賞勝ちから振り返る。ペースは平均で中盤の淀みもそこまで大きくない。後半4Fは11秒台でまとめてきていてL2最速11.6。あまり速いラップを要求されずで基礎スピードとポテンシャルのバランスが問われたと。
11番枠から五分のスタートを切って二の足で楽に2列目の外につけていくという感じ。1~2角でコントロールしながら。向こう正面でも2列目の外で進めて前2頭を見ながら3角に入っていく。3角の緩やかな地点で前2頭がじわっと加速、ここでそれを追いかけながら3頭分外。4角で先頭列に並びかけるような感じで進めてウインガニオンを目標に2番手で直線。序盤でそこからしぶとく伸びてウインガニオンに並びかける。L1でもしぶとく伸び続けて外のロードリベラルを寄せ付けずの勝利だった。
基礎スピードとポテンシャルを両面で高いレベルで持っていたなという感じ。サトノクロニクルを楽に撃破できているが恐らくこれは前半の基礎スピード面で優位に立てたことが大きいと思う。2着のウインガニオンも新潟記念で4着と古馬相手に好走しているし、同日古馬500万下の1800m戦とは明らかにレベルの違いは見せてきている。この一戦は評価できると思うが、基礎スピードと後半のポテンシャル面のバランスの良さを評価すべきかな。
●アルゼンチン共和国杯(GII) 3着 16頭1枠1番
東京芝2500m良 2:30.6(+0.6) 60.4-59.2 S^1
7.4 - 11.3 - 11.2 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.1 - 11.8 - 11.8 - 11.9 - 11.6 - 12.1
前走のアル共の場合は2500への延長で頑張ったけど結局この距離になると末脚の絶対量の違いを痛感したかなという感じ。悪くはないんだけど、敢えて言えばこういう展開で同タイプと思われるソールインパクトにすら決め手負けをしたという感じ。ペースは1.2でややスローだが東京2500としてはそこそこ流れた方。後半は5F勝負でそこからのL2最速なのでもう一段の脚を問われている。少なくともそれを楽々引き出してきたスワーヴリチャードとは決定的な差があったと。
1番枠から好発を切ってそこから羅気にハナ争い、そこから抑えるような感じで2列目ポケットに持ち込んで1角に入っていく形。カレンが途中で入ってきたが結局向こう正面で前2頭が離す形になるので離れた好位の内内で3角。3~4角で前にスペースがある状態をキープしつつ最内を立ち回って2列目で直線。序盤で外に誘導するのが少し遅れたが進路確保してからの脚で見劣りジリジリとしか伸びず。L1ではしぶとく粘って3着は確保したがソールインパクトに要所の脚で見劣っての3着完敗だった。
まあ直線での捌きは微妙に下手だったと思うがそれまでは上手くバランスの良い競馬ができていたと思う。それでも2500でこのペースだと各馬が余力を持って入れるし後半じわっと加速した中でL2でもう一段の脚を問われたときにここで脚を引き出せなかったということになる。瞬間的に切れる馬ではない可能性もあるし何ともだが、少なくともスワーヴリチャードにはL2で決定的な脚色の違いを見せられているのでこの距離では第2グループでも足りない、というのは感じたかな。アルバート比較だと頑張っているけど、正直この時のアルバートは58.5kgの影響かカレンミロティックやトウシンモンステラ辺りを辛うじて上回ってくるレベルのパフォーマンスしか見せられなかった。正直あまりそこは参考にしたくないし、基礎スピード・ポテンシャルともに結構持っているけどトップスピードを長く維持できないソールインパクトに見劣ったのは個人的には結構痛いかなと思う。あまり高く評価するのは良くないかも。
●早苗賞(5下) 1着 11頭5枠5番
新潟芝外1800m良 1:47.9 48.9-46.3 S^3
12.7 - 11.7 - 12.0 - 12.5 - 12.7 - 12.4 - 11.4 - 10.5 - 12.0
早苗賞はあの当時としては良かったと思うが、ここまで来たときにパフォーマンスとして高かったかといわれると微妙かなと。ペースは2.6で超スロー、そこからの3F戦で最速10.5は速いけどL1は相当落としている。少なくともスローから出し切れる競馬の中で上がり33.6というのは新潟外としては平凡。
5番枠から五分のスタート、そこからじわっと取り付いて2列目で進めていく。そこから単騎逃げ馬から離れた位置、こちらもポジションを下げて3列目での競馬となる。3~4角でも3列目の真ん中で進めて4角でも進路が無い状況から3列目で直線。ただ序盤で前ががっぽり空いたのでそこを突いてスッと反応、L2の最速地点ではきっちりと伸びて抜け出す。L1では甘くなったがそれでも後続も伸び切れずの完勝だった。
結果的にペースが上がった中で結果が出てきたが、適性的にトップスピード戦が合っているかといわれるとこの一戦では微妙なんじゃないかと。2着ドンリッジは勝負になっていないし、上位の面々を見てもかなり貧弱だろうと。まあ中山金杯の適性的にはあまり関係ないと思うが、個人的にはこの馬は中距離で前後半のバランスを問われる、トップスピード戦にならない方が良いんだろうと思っている。要所での動きは良かったしギアチェンジ自体はあると思うがそれもレベル的に微妙ではあったので判断が難しい。
●2018中山金杯に向けての展望
確かに開け4歳世代はレベルが高いというのは今は完全に定着していると思うが、2つほど共通点があって、一つは牡馬クラシック路線を最低でもそこそこには走ってきた馬(レイデオロ、スワーヴ、ペルシアン、ウインブライト)もう一つはマイル路線で走ってきた馬(サングレーザー、アエロリット、レッドアンシェル)。ラジニケ賞自体も悪くはないし、2着ウインガニオンも新潟記念で好走したが、新潟記念のレベル自体は比較的低い方。アル共の好走で更に評価を上げる形になったと思うが、好走といっても結構恵まれた中でソールインパクトに完敗、というのは事実としてはある。ラジニケ賞は前半のペースがそこそこ速くて平均の中で前目で基礎スピードを活かした形なので、2500は長かった、2000への短縮はプラスだと思う。ただし、スローに振れてしまうと後半のポテンシャルでは強敵が多い。また高いレベルで戦ってきているという点ではダイワキャグニーは手強い存在(馬場適性の幅ではこちらに分があると思うが)。中山金杯は顕著にスローになることも多いレースなので、そうなった時に速い脚を問われて甘くなるというリスクは小さくないかなと。内内で上手く立ち回って結果を出してきているし、ラジニケ賞は3頭分外からしっかりと捻じ伏せている。その辺りの立ち回りの幅は広いし信頼度はそこそこ高いと思うが、少なくとも1秒前後のスローまでで流れてほしいなという認識。中山2000適性は高いと思うが、このメンバー構成で1番人気となるとそこは過剰評価かなという感じ。能力的にはそこまで高いレベルには無いと思っている。特に今回はミラノがいるので、ルージュバックみたいに出し切った時の破壊力が高い馬にやられるリスクは大きくなるかな。とりあえず連下~3着ヒモで考えておく。
Many Thanksって書こうとして間違った訳では無いです。
今年も1年ご愛顧頂きありがとうございました。
ふと、自分の中で1番「これだ!」ってレースは何かな?って考えて、思い浮かんだのがコレ。
→ 2017 BetBright Trial Cotswold Chase - Many Clouds - Racing UK
例によってレーシングUKなので映像資源を囲い込みです。
YouTubeのようなメディアにレース映像をバンバンアップするのと、自分の所だけで囲い込むのと、数年先にどちらが良い結果をだすのか?
それはそれで楽しみですね。
等と、毒を吐いている場合では無く。
Many Clouds(メニークラウズ)の最後のレースが↑です。
今年の1月28日、イギリスの障害レース専用のチェルトナム競馬場で行われたG2・Cotswold Chase(コッツウォルドチェイス)。
最後まで叩き合った相手はThistlecrack(シスレクラック)。
シスレクラックは前年の2016年はG1を含む7戦7勝でここでも単勝オッズ1.4倍の断然1番人気。
対するメニークラウズさん。
2015年のグランドナショナル勝ち馬で、その後も翌年のグランドナショナル(勝ち馬ルールザワールド)を除けばほぼ連対の成績。
それでも単勝オッズは9倍と3番人気以下の扱い。
それだけシスレクラックが有力だったという事ですね。
レースの結果はリプレイの通り。
完全に負けたと思ったところから、じわじわじわわわ??わわわ?とゴール前では気力で捕らえます。
そして同馬はこのレース後まもなく肺出血により死亡。
ほぼほぼunbeatenだったシスレクラックは次走以降は惨敗を繰り返しております。
そんな一瞬で生命力を使い切らんでも…と思ってしまいますが、馬も多分人間も、どこかでそのようなタイミングを迎える事があるんだろうなぁと。
偉大な馬です。ランキングを付けるなら2017年では僕の中でのトップが同馬。
何故に障害?しかも海外?
自分の中でも突っ込みが発生してしまうのだけれども、大晦日に今年1年を振り返ると…こんな事になってしまいました。
おまけ
2015年のグランドナショナルにて、メニークラウズの鞍上オリバー・シャーウッド騎手にカメラを付けて撮った映像。
追悼番組
ではでは皆様、良いお年を。
単勝3.5倍の1番人気に支持された今年の帝王賞馬ケイティブレイブ。
2番手追走から最後の直線で失速し、3着に終わった。
序盤はコパノリッキー同様、先手を主張。離れた2番手で落ち着いた。
福永は「逃げるか、早め先頭の指示。早めにコパノリッキーを捉えにいったが、
つかまえられなかった。今日は完敗。勝ち馬が強かった。
それでも、チャレンジした結果なので」と堂々とした口調で振り返った。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2017/12/30/kiji/20171229s00004049287000c.html
日程:2018年1月6日(土)
第56回 京都金杯(GIII) 京都芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
ローズステークスでは強烈な末脚を発揮し同世代の実力馬を一刀両断したラビットランが京都金杯に出走予定だ。ただ、前走のターコイズステークスでは中山のマイル戦でなかなか伸び切れず、遠征55kgのハンデ、外からの競馬を考えれば頑張ったともいえるが不発気味だった。今回もマイル戦となるが、果たしてあの末脚の鋭さを取り戻すことができるか。
秋華賞でも結構やれたのでどうかと思ったんだけど、前走はちょっと物足りない競馬。外枠である程度急かせたのはあるし秋華賞の反動もあったかも、という感じ。ただローズSの感じからも前半無理はせずに強めの後傾バランスでトップスピードを引き出した方が良いんだろうと思う。マイルで流れた時に基礎スピード的に足りるかどうか?というのはちょっと不安。
●ローズS(GII) 1着 18頭7枠14番
阪神芝外1800m良 1:45.5 46.4-46.9 M
12.4 - 10.9 - 11.3 - 11.8 - 12.2 - 12.0 - 11.6 - 11.3 - 12.0
まずは3走前のローズSから振り返る。この時は良馬場で雨は多少残っていたが台風予報が全然空振りだったし高速状態にはあった。ペースは平均で中盤少し息が入ってL2最速11.3。ペースの割には速いラップを踏んでいるように馬場自体がある程度軽かったのも良かったかなと。
14番枠から五分にはスタートを切って、そこから無理はせずに控えて後方で進めていく。道中もアロンザモナの後ろぐらいで進めて3角。3~4角でも後方で我慢しアロンザモナの後ろで外目を追走、4角でもアロンザモナの後ろからなるべく外を出さずに直線後方で大外。序盤で外々からしっかりと伸びて2列目外、L1でしぶとく伸びて粘り込むカワキタエンカを楽に捕えきっての勝利。
この馬の位置では3-3Fにはなるが36.3-33.5と結構極端なスローバランスで入れていると。前半あまり無理をせずに後方で進めて緩かった中盤で少し取り付きながら入れているというのも良かったと思う。4角の下りで勢いに乗せながらL2の地点でトップスピードに乗せてきてここでも明確に伸びているし、L1でもしぶとくいい脚を維持。TS持続という観点で見ても高いレベルにあったと思う。
●ターコイズS(GIII) 4着 16頭6枠12番
中山芝外1600m良 1:34.3(+0.1) 47.7-46.5 S^1
12.5 - 11.6 - 11.8 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.2 - 11.8
前走のターコイズSでは中山マイルで行われたが結果としてなかなかいつもの決め手を引き出させてもらえなかったかなと。ペースは1.2とややスローというところで、L2最速11.2と仕掛けの意識が遅れたレースではある。3~4角でのラップ推移はそこまで速くはないので外を回したロスそのものは個人的にはそこまで大きなものではなかったと思っているが。
12番枠から五分には出たかなという程度、そこからコントロールしながら中団の外目で入っていくという感じ。道中も若干ブレーキ気味にはなっていて折り合いを意識しながら中団外のまま3角に入っていく。3~4角の直線に近い地点で外からエテルナミノルに上がってこられたのでここで外に出して追走、4角で好位列に取り付いて直線。序盤でそこから2列目に取り付いてきて伸び始めるがL1でちょっと甘くなって内外の差し馬との比較で甘くなっての4着だった。
着差は僅差、ハンデ差を考えれば悪くはないが、ローズSで高いパフォーマンスを見せたということと比較するとミスパンテールにあっさり差し切られたのは不満が残る。3~4角のロスもあるが、仮にこれが4角の地点で最速ラップを踏んでいてのTS持続戦ならある程度仕方ないと思うが、3~4角ではまだ11秒後半を踏んでいた程度ということを考えるとちょっと物足りない。エテルナミノルとの比較でも大外から上がってこられて終始エテルナの方が一つ外だったわけで、それでもクビ差程度で辛うじて先着しているということからもこの馬自身のパフォーマンスを落としているかなと。秋華賞の反動の可能性もあるし、マイルで流れに乗る競馬になったこともあるが、それでもこの馬自身で3-3Fで36.6-34.2だからそこまで厳しい流れでもなかったと思う。レースレベル的に見ても微妙かなと思っていた一戦を、力で捻じ伏せきれないどころか4着までとなると不満。
●500万下 1着 16頭8枠16番
中京芝1600m良 1:34.3 48.1-46.2 S^2
12.8 - 11.5 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 11.1 - 11.6
中京マイルの500万下戦は結構インパクトのある勝ち方をしていた。ペースは2秒近いかなりのスロー、ラップ推移的にはL2最速11.1とトップスピード戦となっている。同日の1000万下長久手特別が1:34.0だが、47.8-46.2とかなりのスローと同じでも上がり3Fで33秒台を出せた馬がいなかった中で、この馬は33.0と出色の上がりを出してきたといえる。
16番枠から出負けして最後方近くからの競馬となる。道中も後方馬群の後ろで外目を回し、前に壁を置きながら3角に入っていく。3角の下りで外に出してじわっと促しながら中団に取り付いていく、4角出口でも外々を回して中団に取り付きつつ直線。序盤でそこからしぶとく伸びてくるがまだ好位列、L1でまとめてねじ伏せる伸びで突き抜けた。
ここで面白かったのは後半のパフォーマンス。前後半で見ると明確に後傾の競馬に持ち込んだわけだが、3角の下りから外々ロスを作りながらも直線L2-1で抜けたパフォーマンスを見せてきているということになる。前半無理をせず早めに仕掛ける形で勢いに上手く乗せられればこれだけの脚を維持できるということを証明していると。末脚の絶対量を高めてきているのであれば本質的に距離はもうちょっとあった方が良いと思うし、ローズSのパフォーマンスからもマイルよりは1800の方が良いというのは個人的な認識としては持っている。
●2018京都金杯に向けての展望
ウインガニオンの左回り同様、この馬もローズSのパフォーマンスだけ出せれば最上位だとは思う。ただし、やはりマイルはちょっと短いだろうと。全体のペースが割と遅めだった前走のターコイズSでもある程度流れに乗って3~4角で外から動いていったが甘くなっている。仮にスローであっても前半はできるだけ無理せずに早めに仕掛けてトップスピードに乗せてTS持続を引き出す、というイメージの方が良いと思う。その点では中山マイルよりは京都マイルの方が合うとは思うが、それでも1800の方が良いかな。京都金杯は展開というかペースが読みにくいレースで、緩い流れになることもある。またスローだとL4の下りからのロンスパ気味の競馬になるので、仮に中団内内で前半47秒半ばぐらいまでで、スローからのTS持続になれば実力的には勝ち負けできる力はあると思う。秋華賞の反動があった可能性も前走はあるので、そこからの立て直しという点も含めて注目したい。枠に関わらず前半無理せずの競馬が欲しいかな、後半のL4からの競馬自体は合うと思うので。難しいところで、追い切りが良ければ重い印を打ってもと思うがほぼ中2週になるので一気に変わってこれるか。前走はレベル的にももうちょっと頑張ってほしかったが、一応連下~3着ヒモぐらいでは想定しておく。マイル路線で高いパフォーマンスをしっかりと見せているレッドアンシェルの方を上位に取りたいかな。馬場はできれば軽い方が良いと思うが、あれだけ悪条件での開催が続いた淀なので1カ月で劇的に良くなるかも微妙。当日蓋を開けてみて高速馬場ならワンランク評価を上げても良いと思う。